ASKA「教えてくれたのはポール・マッカートニー」自身のライブの“学生キャッシュバック率”が高い理由とは?
本部長・マンボウやしろと秘書・浜崎美保が、リスナーのみなさんと「社会人の働き方・生き方」を一緒に考えていくTOKYO FMのラジオ番組「Skyrocket Company」。今回の放送は、ミュージシャンのASKAさんがゲストに登場。9月21日(土)から開催する全国ツアー「ASKA CONCERT TOUR 2024≫2025 -Who is ASKA !?-」について語りました。
◆ASKA「90年代のような派手なツアーを…」
やしろ:ASKAさんは、9月21日から全国ツアー「ASKA CONCERT TOUR 2024≫2025 -Who is ASKA !?-」がスタートします! 全国27ヵ所31公演の国内ツアーで最終公演は2025年2月14日(金)、15日(土)の日本武道館です。結構長いツアーですね? ASKA:どうしても長くなってしまうんですよね。というのも、どのアーティストもそうですが、コロナ禍が影響したのか時代の流れなのか、お客さんが平日に来なくなっちゃった。そうなると、ライブが土日に集中しちゃって、必然的に長くなるんですよね。 やしろ:どんなツアーになりそうですか? ASKA:(コロナ禍以降)生活が変わっちゃって、どこかポジティブになれない要素が世の中にあふれていますよね。そんな時代だからこそエンターテインメントをしなきゃっていう気持ちがすごく強いです。 今回は90年代の派手なツアーを思い起こすようなものをやろうと思って、あの頃のステージってセットが動いたりして、ものすごく大がかりだったわけ。あの頃はマンパワーでやっていたんだけど、今は大がかりなこともスイッチ1つでできるんです。 やしろ:そうですよね。 ASKA:だから、前みたいなお金の使い方はしないけれども、あの頃のようなエンターテインメント性のあるツアーを全国展開してみたいと思っています。
◆ASKA「そんな幸せなことってないですよ!」
やしろ:ここ10年ほどで世界的に動きが変わって、どの業界もライブでちゃんと売り上げを確保することが大事になってきているなか、学生向けのキャッシュバック率が高くないですか? 今回のライブでいうと、S席1万2,000円は5,000円のキャッシュバック、A席9,000円も4,000円のキャッシュバック! 学生さんに作品をもっと届けたいという思いがあるということでしょうか? ASKA:CHAGE and ASKAがデビューしたときは45年前でしょ? そのときに影も形もなかった方々が、どこかで自分を見つけてくれてライブに来てくれているわけじゃないですか、そんな幸せなことってないですよ! だから、むしろ家族と一緒に来ている子どもたちから(大人と)同じ料金は取れない(笑)。なので、ファミリー席をつくったり、学生キャッシュバックをやっています。これを教えてくれたのはポール・マッカートニーなんですよ。 やしろ:そうなんですか! ASKA:僕がポールのライブを観に行ったときは10万円したんですけど、学生は1,500円だった。 やしろ:ええ~!? ASKA:ザ・ビートルズを知らない子たちに対して“僕を見つけてくれてありがとう”という思いがあったんだと思う。それとまったく同じ気持ちなんですよ。 (TOKYO FM「Skyrocket Company」放送より)