SKE48の決意「またバンテリンドームでライブをしたい」組閣など経て17年目もまだまだ進化
＜ニッカンスポーツ・コム／芸能番記者コラム＞ SKE48が10月12日から3日間、名古屋国際会議場センチュリーホールで、16周年記念コンサート「SKE48 16th Anniversary Festival 2024」を開催した。最終日公演では2期生、斉藤真木子（30）の卒業セレモニーが行われ、組閣と13期生オーディション開催を発表。変革期を迎えたグループの現在地を、メンバーに聞いた。 コンサートでは08年に誕生したSKE48の歴史を3日間の公演で振り返った。12日には08～12年、13日には13～17年、14日は18～24年の楽曲をベースにしたセットリストを披露。曲数の多さもあり、同コンサートのレッスン期間は1カ月半以上に及んだという。 開演前、取材に応じた野村実代（21）が「正直、歴代のどの周年コンサートよりもしんどい」とこぼす場面も。「短いときは（コンサートの練習期間が）1週間ないときもあるんですけど、今回は長く設けていただきました。体力的なしんどさはあったけど、メンバーや周りの方が助けてくれた」と笑顔を見せた。 ハードなレッスン期間では、メンバーが同じ方向を向いていないこともあったという。太田彩夏（24）は「熊崎晴香さんが全体レッスンで熱い気持ちを語ってくださって、それでメンバー全員が気持ち1つに前を向くことができました」と明かした。 最終日の14日公演では、12月末の卒業を発表している斉藤の卒業セレモニーパートが行われた。2期生の元メンバー9人が集結し、節目のステージに花を添えた。 09年加入の斉藤は16年から今年7月までキャプテンを務め、19年7月～今年3月までは劇場支配人も兼任するなどグループを引っ張ってきた。これまでで一番の思い出を報道陣に聞かれると、14年2月にナゴヤドーム（現バンテリンドーム）で行った初の単独コンサートを挙げた。 同所での公演はメンバーの悲願で、斉藤は「当時は先輩たちの夢に乗っかった感じで。私は大阪出身なので、ナゴヤドームが地元のみんなにとってどれだけ悲願だったのか、ファンの方の反応やみんなの取り組む姿勢を見て一気に感じたんです」と語った。 熊崎晴香（27）は「またバンテリンドームでライブをしたいです。そういう夢をもっと、いろいろ語ることができるグループに成長していきたい」と熱い決意を語った。斉藤は「今日、またこの（バンテリンドームでの）景色を見たいとメンバーが声を上げてくれたことで、私たちの立ったナゴヤドームが思い出のままで終わってほしくないと改めて思いました」。 斉藤は卒業後、タレントを軸にマルチに活動をしていく予定という。「SKE48が進化し続けるグループであるために、私も踏み出そうと決めました」とほほ笑んだ。 実際に、グループはある変革期を迎えている。14日公演のアンコールでは、組閣を行い来年1月1日に新チームが発表されることが明かされた。同日に開催が発表された13期生オーディションは、12～25歳までの女性が応募可能。通常のアイドルオーディションよりも門戸を広げている。 大きな変化の時を経て、もう一度目指すステージへ。17年目のSKE48はまだまだ進化し続ける。【玉利朱音】
