原油先物は小反落、ウクライナ戦争巡り警戒感続く
Yuka Obayashi [東京 19日 ロイター] - 原油先物価格は19日、ノルウェーのヨハン・スヴェルドラップ油田の生産停止に伴う前日の上昇から小反落している。ただ、ロシアとウクライナの戦争激化が懸念される中、投資家は慎重姿勢を維持している。 北海ブレント先物1月限は0119GMT(日本時間午前10時19分)時点で0.07ドル(0.1%)安の1バレル=73.37ドル。米WTI先物12月限は0.07ドル(0.1%)安の69.23ドル。取引がより活発な1月限は0.04ドル(0.1%)安の69.21ドル。両ベンチマークとも前日は2ドル超上昇した。 ロシア軍は17日、ウクライナに過去3カ月で最大規模となる空爆を行い、電力施設に深刻な被害をもたらした。 バイデン米政権は、ウクライナが米国製兵器を使用してロシア領内を攻撃することを許可した。米政府当局者や関係者が17日に明らかにした。ウクライナの対ロシア攻撃を巡る大きな方針転換となる。 一方、一部の油田での生産問題による供給懸念も続いている。ノルウェーのエクイノールは停電のためヨハン・スヴェルドラップ油田の生産を停止したと明らかにした。