もうすぐ定年ですが、住宅ローンが「1000万円」残っています。退職金1500万円が出るなら“一括返済”すべきですか?「団信」がなくなるのはデメリットでしょうか?
住宅ローンを一括返済した後の生活をシミュレーションしよう
住宅ローンを退職金で一括返済するかどうかは、団信を考慮した健康状態を考えることも大切です。また、健康な場合でもそうではない場合でも、住宅ローンを一括返済した後の生活をシミュレーションしたうえで一括返済するかどうかを判断する必要があります。 例えば、総務省の「家計調査報告〔家計収支編〕 2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、65歳以上の夫婦のみの無職世帯の平均的な支出は毎月28万2497円です。 この金額を基準に、老後が20年続くとすると、総支出は6779万9280円です。この金額に対し、退職金1500万円の内1000万円を住宅ローンで支払った後に残る500万円と、貯蓄、そして毎月の年金で生活は成り立つかどうかを考える必要があります。 退職金をローン返済にあてた後に、老後資金が残っているかどうかをしっかりと考えておくとともに、老後の働き方も合わせて検討しましょう。 出典 国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査-調査結果報告- 総務省 家計調査報告〔家計収支編〕2023年(令和5年)平均結果の概要 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部