ピザ生地の中にシーフードがたっぷり入ったピッツァフリッタ「ペスカトーレ」

　県内では珍しいピッツァフリッタ（揚げピッツァ）専門店の「ｐｏｍｐｏｎ（ポンポン）　ｃａｐｐｅｌｌｏ（カッペロ）」が今年7月、山形市銅町2丁目にオープンした。ピザ生地で具材を包んで揚げたイタリアで人気の料理を出している。お薦めは、生地の中に新鮮な魚介類がごろごろ入った「ペスカトーレ」だ。 　市内のピザ店で店長として腕を振るってきた鬼嶋雄一郎さん（45）が独立し、妻の麻生（まお）さん（43）と店を構えた。「ちょっと変わったものを」と考えたのがピッツァフリッタ。イタリアの小麦粉を使う本格派で、生地はもちもち感とカリッとした食感が味わえる。ペスカトーレはエビ、ホタテ、イカ、ムール貝をふんだんに使い、トマトソース味でチーズも入る。素材の風味が濃く、生地にも味が染み込む一品でリピーターが多いという。 　銅町で生まれ育った雄一郎さんは「地元の活性化になるといい」と意気込む。夜は前菜やチーズの盛り合わせ、サラダなどの料理やイタリアのビールも提供する。麻生さんは「近所の人に『ちょい飲み』に訪れてもらえたらうれしい」と話している。

今年７月にオープンした「ｐｏｍｐｏｎ　ｃａｐｐｅｌｌｏ」。店名はポンポンが付いた帽子という意味＝山形市銅町２丁目

【メモ】ピッツァフリッタはいくつか種類があり、ペスカトーレ1100円、マルゲリータ800円、クワトロフォルマッジ1000円。ミニサラダ350円、前菜の盛り合わせ1200円などもある。営業時間は午前11時～午後2時半、午後5時～8時半。木曜定休。山形市銅町2の11の1。023（615）9847。