往年の「スーパーセブン」をセルフオマージュ

ケータハム・スーパーセブン2000

ケータハムカーズ・ジャパンは2024年6月21日、クラシックな意匠を特徴とする新モデル「スーパーセブン2000」を発表し、同日、販売を開始した。 【写真】ケータハム・スーパーセブン2000の外装・内装を詳しくチェックする（9枚） ケータハム・スーパーセブン2000は、1970～1980年代に人気を博した往年の「ケータハム・スーパーセブン」を、現代風にアレンジしてよみがえらせたモデルである。ケータハムはこのクルマを「昔ながらの英国軽量2人乗りスポーツカーを、21世紀向けに再構築している」と説明している。 同時に発表された「スーパーセブン600」とは「外観は似ているかもしれないが、それぞれで異なる運転体験を提供する」としており、特にスーパーセブン2000については、軽自動車規格の600に対して、「野性的なパワーとより速いスピード、そして心躍るドライビングを求めるパフォーマンスファンにとって、より魅⼒的な選択肢となる」という。 ベースとなるのは、今日におけるラインナップの上級モデル「セブン340」で、パワーユニットには最高出力172PSを発生する2リッター直4エンジン「デュラテック」を採用。動力性能は、0-100km/h加速が5.0 秒以下、最高速が209km/hとされている。またコーナリング性能を高めるLSD（リミテッド・スリップ・ディファレンシャル）も装備可能で、さらにリアアンチロールバーや調整機構付きのアジャスタブルプラットフォーム、4 ピストンキャリパーとフロントベンチレーテッドディスクからなるブレーキシステムをセットにした、「スポーツサスペンションパッケージ」も用意されている。 車台はセブン340と共通で、ケータハムのモデルでは主流となるドディオン式シャシーを採用。標準シャシー（シリーズ3、ナローボディー）に加え、よりワイドな大型シャシー（シリーズ5、ワイドボディー）も選択可能である。 内外装デザインはクラシックなものとなっており、1970年代から1980年代の多数のケータハム車に採用され、最近では「スーパーセブン1600／スプリント／スーパースプリント」も用いていたフレアードフロントウイング（クラムシェルフェンダー）を装備。クロームフィラーキャップや、ブラックレザーのMoto-Lita（モトリタ）製ステアリングホイール、カーペット付きのリアパネル、ポリッシュドエキゾースト、LEDリアライトなどを備えている。標準仕様のホイールは14インチの「Classicホイール」で、タイヤには「エイヴォンZT7」を採用している。 ボディーカラーは「グラビティーブラック」「エグゾセレッド」「ビンテージグリーン」「ファイヤークラッカーイエロー」等のさまざまな色から選択可能で、さらに既存のセブンとは異なる、11種類の専用ペイント仕上げも設定。ホイールにはオプションとして、ゴールドやボディー同色、カスタムカラー（それぞれダイヤモンドカットリップ付き）のアルミキャップを用意している。 インテリアもこと細かにカスタマイズができ、例えばカーペットやダッシュボード、レザーシート、ギアボックス、ハンドブレーキブーツの色は「ディープレッド」「クリーム」「バーチホワイト」「バーガンディー」「ジンジャー」「アドミラビリティーブルー」「ビスケットベージュ」などから選択可能。組み合わせ次第で、よりクラシックなデザインに仕上げることができるという。 価格は1146万2000円。 （webCG）