石川県金沢市営の墓地 地震による崩落で遺骨散乱
北陸朝日放送
石川県の金沢市営奥卯辰山墓地公園では、能登半島地震により土砂の崩落が発生し、埋葬されていた遺骨が散乱しました。このため市は来年度、遺骨を納める慰霊碑を建立する方針です。 金沢市若松町にある市営奥卯辰山墓地公園では、能登半島地震の影響で、幅およそ30mにわたり、土砂崩れが発生しました。 その影響で71基の墓石のすべてと、6基の墓石の一部が崩落し、埋葬されていた遺骨が散乱しました。 市によりますと、骨つぼが割れて中身が散乱したものもあり、身元が分からなくなる可能性もあるということです。 このため市では来年度、身元不明となった遺骨を合同で納める慰霊碑を、現地に建立する方針です。 また、市は被災した墓の所有者に対し23日に説明会を開き、遺骨の回収状況や補償の内容を知らせることにしています。