交通の影響、午後も続く 大雪、都内搬送140人超
関東甲信を中心とした大雪による交通機関への影響は6日午後も続いた。東京消防庁によると、東京都内で5日から6日午後9時までに4~92歳の男女計143人が救急搬送された。埼玉県では77人が軽傷を負い、千葉県は重傷5人、軽傷29人。神奈川県は重傷5人、軽傷34人だった。 雪の影響で6日午後も運転を一部見合わせていたJRの路線は夜までに全て再開。JR東日本によると、5日から6日にかけ中央線などの首都圏7路線で計434本に運休や遅れが生じ、計約19万6千人に影響した。 高速道路各社によると、広範囲にわたった高速道路の通行止めは6日午後までに順次解除された。中央自動車道などの一部区間は午後も継続。首都高速道路では路肩が狭いことや人力での作業が必要で除雪に時間を要したため、一部通行止めが続いた。 JR新宿駅直結の長距離バスターミナル「バスタ新宿」では6日、各地に向かう多くの便で運休が相次いだ。
JR東によると、中央線を走る特急「あずさ」「かいじ」計6本が5日から6日にかけて10時間以上にわたって駅で動けない状態となり、乗客計1600人以上が車中泊した。体調不良で1人が搬送された。