通気抜群なのに寒くない。特殊素材でできたランニング用アウターはここがすごい
対流を生み出す斜めジッパー
素材もさることながら、WS Breath Runnerの斜めに開くジッパーも優れた通気性を発揮してくれます。 Teton Bros.創立者の鈴木紀行氏いわく、「脇の下の動脈を効率よく冷やしてくれる」そう(YAMAP STOREのインタビューから抜粋)。 たしかに、実際ランニング中に体が熱ってきたと感じたら、斜めジッパーを解放することで脇から背中にかけて外気を取りこめるので、対流効果によって体の熱を逃すことができます。だから、わたしみたいな汗っかきでも快適に長距離を走りきれちゃう。 また、ダブルスライダー使用で斜めジッパーを上下両方から開けられるので、ベンチレーションを確保しつつも襟元が風にばたつくことがありません。 中心にジッパーが配置されていない分、腹部がスッキリしていて体を動かしやすいこともメリットです。
真冬の冷気もシャットアウト
そして、あたたかさの秘訣はこれ。ウェアの内側にマッピングされた「Stretch Octa」というフワモコ素材です。 Octaの繊維は特殊な形状により空気を多く含んでいるとお伝えしましたが、その熱伝導率の低い空気のおかげで外部の冷気を遮断し、体温を逃がさず保持してくれるんです。保温性に優れているので、真冬でもあたたかく感じられます。 しかも、背面にはあえてStretch Octaが使われていないので、汗をかきやすい背中の通気性も良好です。リュックなどを背負ってもムレにくい! 突然の降雨でも、フードをかぶってしまえば安心、あたたかです。
とにかく軽い
通気性と遮熱性に加えて、WS Breath Runnerは軽い、とにかく軽い。ウィメンズのSサイズは実測167.5グラムでした。 Octa素材は非常に薄く、さらっとした手触り。ランニング時に着用していても、素材の摩擦によって生じるシャカシャカ音はそれほど気になりませんし、ふわりとした着心地がとても快適です。
トレイルランニングのお供に
こんなふうに、右胸のジッパーポケットを裏返すと本体を収納できるパッカブル仕様になっているので、持ち運びもラク。 丈が長めなので、トレイルランニング用のアウターシェルとしてもおすすめです。 生命の息吹きが感じられるこれからの季節、WS Breath Runnerをまとって軽やかにアウトドアを満喫したいですねえ。 Photos: 山田ちとらSource: Teton Bros., YAMAP STORE
山田ちとら