ドラフトホームが自己破産申請へ 負債8億5500万円 茨城
帝国データバンク水戸支店は31日、木造建築工事、ドラフトホーム(茨城県ひたちなか市)が同日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任して自己破産申請の準備に入ったと発表した。負債額は約8億5500万円。 同社は1982年設立。ハウスメーカー「クレバリーホーム」「いろは・いえ」のフランチャイズに加盟し、木造建築工事の請負と宅地などの不動産販売を手がけていた。 ピーク時の2023年9月期には年売上高約12億200万円を計上。だが、建築資材価格が高騰し、価格転嫁できなかったことで22年9月期は約2億円の赤字となり、債務超過に陥った。翌23年9月期にも約1億4000万円と、2年連続で赤字が続いた。 今年4月には、クレバリーホーム水戸店、川越店を第三者へ譲渡し営業継続を模索するも、多額の赤字で資金繰りに行き詰まった。
茨城新聞社