M-1王者・令和ロマンは学生時代からスゴかった…年間1300回お笑いライブを企画するK-PRO代表・児島気奈の証言
---------- 「M-1グランプリ2023」で王者に輝き、今月発売の「OWARAI Bros.」最新号でも特集が展開されるなど、注目が高まる令和ロマン。年間1300回のお笑いライブを企画し、数多くの芸人に愛され続けている「K-PRO」代表の児島気奈さんは、彼らは学生時代からプロ顔負けだったと振り返る。 著書『芸人沼から抜けられない。』も話題の児島さんに、令和ロマンの下積み時代について貴重な証言をいただいた。 ---------- 【ランキングを見る】テレビマンが「本当は使いたくない大御所タレント」の実名を暴露
学生時代からスゴかった令和ロマン
K-PROのお笑いライブに出るのは、プロの芸人さんだけではありません。アマチュア・学生の芸人さんたちが出るライブも長年開催しています。 代表的なのは、出場資格を16~22歳という年齢に設定している「レジスタリーグ!」というバトルライブです。 そして、その「レジスタリーグ!」で大活躍していたのが令和ロマンさんです。 すでによく知られているとおり、令和ロマンのお2人は、大学のお笑いサークル出身のコンビです。 ただし、今のコンビを組む前=それぞれが別々の相方と組んだコンビのときからK-PROのお笑いライブ「レジスタリーグ!」に出てくれていて、その時点からほんとうにおもしろかったんです。 「大学生でこれはスゴいな」と感じたことを、今でもはっきり覚えています。 そして、特に(松井)ケムリくんが組んでいたコンビは、バトルで優秀な成績を残していました。 同世代の学生芸人出身のコンビで、今も活躍している芸人さんとしては、ラランドさんやGパンパンダさんなどもいるのですが、この世代の芸人さんたちには「バトルライブに強く、勝ち負けに熱くなる魂を持っていた」という印象があります。
「この2人が組むなら完璧じゃん!」
その後、それぞれのコンビが解散し、(高比良)くるまくんとケムリくんが「魔人無骨」というコンビ名(当時)で組むことになったわけですが、「次は僕たち2人のコンビで出ます」と聞いたときには、ワクワクするような気持ちになったことを覚えています。 ご本人たちに言ったことはありませんが、「この2人が組むなら完璧じゃん! 敵なしじゃん!」と思ったんです。 実際、プロ顔負けのネタをバンバン出してきて、「レジスタリーグ!」では敵なしでした。 さらに、「レジスタリーグ!」の優勝特典には「プロも出るライブの出場権」があったのですが、そうしたライブ(「いぶき」「若武者」など)に出ても引けを取らない活躍を見せていました。 こうして、大学の学生お笑いの枠を超えた“外での経験”を積み、プロの芸人さんたちに直接触れることで意識も高まり、さらにスマホやパソコンを駆使してインプットの量も増やしていくことで、さらにおもしろくなっていったような気がします。 大学を卒業して養成所に通い、プロの芸人さんになってからも、K-PROのライブにはほんとうによく出演してもらっていました。K-PROの舞台で、ラランドさんとユニットライブをしていた時期もありました。