クロスボーダー2連勝へ、NZ代表WTBクラーク「ハードに走る」
2連勝か、1勝1敗か。2月9日『THE CROSS-BORDER RUGBY 2024』のキャプテンズラン(前日練習)を終えたブルーズのWTBケイレブ・クラークとPRアンガス・タアヴァオがメディア対応を実施。翌日の横浜キヤノンイーグルス戦に向けて抱負を語った。 【PHOTO】アンガス・タアヴァオ(ブルーズ) クラーク「先週の試合から続けていいパフォーマンスを見せたい。先週はいい土台ができたので、そこからさらに積み重ねをしていきたい。キヤノンには強いボールキャリアがいることを知っているし、パワフルなチームだとわかっている。ディフェンスではパワフルなキャリアを止めたい」 タアヴォア「ブレシーズンでやってきたことをすべて出す。どれだけ激しくいけるかに焦点を置いている。爆発的なスピードをいたい。パワーとスピードをミックスして出していきたい」 ふたりは43-7と完勝した東京サンゴリアス戦をこう評した。 クラーク「初めてブルーズのジャージを着た選手もいたので、勝ったことが良かった。内容もハッピーだし、試合にスキルを出せたのも良かった」 タアヴォア「サンゴリアスはタフな相手、スクラムも強かった。プレシーズンの挑戦として、短い時間でどれだけ対応できるか。毎回一貫性を持ってやっていきたい」 クラークとタアヴォアは『クロスボーダーラグビー』の意義をこのように語った。 クラーク「日本に来られたのもハッピーだし、日本のクラブと対戦できるのもハッピー。明日試合ができることをワクワクしている」 タアヴォア「すごい、最高、素晴らしいという称賛するすべての言葉を使いたい。違うスタイルのラグビーのクラブと戦うだけではなく、違う食べ物、違う文化を体験し、そして日本の人々は素晴らしい。とても素晴らしい体験をさせてもらっている。毎年こういう大会があればいいと願っている。私たちにとってプレシーズンに来られる素晴らしい機会だし、シーズンに向けていいスタートが切られる。将来的に多くのチームが参入するようになるのもいいだろう」 かつてリコーブラックラムズでプレーしたエロニを父に持つクラークは、2022年10月のオールブラックスツアー以来の来日を楽しんでいた。 「ここで育った、3歳から7歳まで二子玉川で育った。水曜日にかつて住んでいたところへ行って来た。通りも家も家の壁の色も記憶していた通りだったんだ。父親にビデオ通話をして家を見せたが、恋しがっていた」 明日、試合で個人のフォーカスしているポイントは次の通り。 クラーク「ボールをもらったら走る、できるだけハードに走りたい。『スマッシュされたら、それでもいいや』という気持ちで走りたい」 タアヴォア「まずはセットピース、それは私の仕事。もうひとつは自分の持っているスキルを使ってボールを持って前へ出たい。明日はベンチスタートなので、チームにポジティブなインパクトを与えたい」 両軍の試合登録メンバーは以下の通り。 【横浜E】 1岡部崇人、2庭井祐輔、3祝原涼介、4マックス・ダグラス、5マシュー・フィリップ、6コーバス・ファンダイク、7嶋田直人、8シオネ・ハラシリ、9荒井康植、10田村優、11ヴィリアメ・タカヤワ、12梶村祐介、13田畑凌、14イノケ・ブルア、15小倉順平、16中村駿太、17安昌豪、18杉本達郎、19リアキマタギ・モリ、20シオエリ・ヴァカラヒ、21山菅一史、22ルテル・ラウララ、23竹澤正祥、24久保克斗、25ソセフォ・ファカタヴァ、26レキマ・ナサミラ、27松井千士、28普久原琉 【ブルーズ】 1ジョーダン・レイ、2リッキー・リッチテリ、3マルセル・レナタ、4ジョシュ・ビーア、5サム・ダリー、6キャメロン・スアフォア、7アントン・セグナー、8ホスキンス・ソトゥトゥ、9タウファ・フナキ、10スティーブン・ペロフェタ、11ケイレブ・クラーク、12コーリー・エヴァンズ、13メイハナ・グラインドレー、14ケイレブ・タンギタウ、15ザーン・サリヴァン、16カート・エクランド、17ジョシュア・フシトゥア、18アンガス・タアヴァオ、19レオ・ゴードン、20コール・フォーブス、21サム・ノック、22ルーカス・キャシュモア、23カデ・バンクス、24アレックス・ハーフォード、25ソアネ・ヴィケナ、26ジェームス・トンプソン、27エイドリアン・チョート、28ベン・アケ 果たして、ブルーズが2連勝を飾るのか、横浜Eが下馬評を覆すのか。『THE CROSS-BORDER RUGBY 2024』横浜E×ブルーズは2月10日(土)・ニッパツ三ツ沢球技場にてキックオフ。チケット発売中。試合の模様はテレビ神奈川にて生中継。