花やステージ満喫 釧路市でチューリップ&花フェア
北海道の釧路の遅い春を楽しむ花の祭典「第50回くしろチューリップ&花フェア」(同実行委主催)が25日、釧路市内の鶴ケ岱公園で始まった。爽やかな春風の中多くの市民が花とグルメ、ステージイベントを楽しんだ。26日まで行われる。(橋本梓) チューリップ&花フェアは25日が前日祭で、26日が本祭という2日間の日程が組まれている。チューリップは赤、白、黄色の約1万1000株を植栽しており、今年はエゾシカによる食害はなかったが、前日の雨の影響などにより、同日には既に半分ほど花が落ちていた。公園ではチューリップのほか、市民ボランティアが植えこんだパンジー、ビオラなど3400株も見られ、多くの来場者たちが花壇周辺で記念写真を撮影していた。 会場にはキッチンカーや調理テントなど15の飲食ブースも展開。この日は釧路市立昭和小による吹奏楽演奏のほか、ご当地バーチャルユーチューバー(Vチューバー)鬼霧シアンさんのライブステージが繰り広げられた。家族3人で市内から訪れた会社員の及川幸恵さん(40)は「今年も花がきれいで、子供たちも楽しめた」。娘の奈々実ちゃん(6)と息子の遥暉君(3)も「黄色い花がきれいだった」と笑顔を見せた。 26日(午前9時45分~午後4時30分)では50回の節目を祝おうと、プロ野球北海道日本ハムファイターズの公式チアダンスチーム「ファイターズガール」メンバーで羅臼町出身の双子姉妹、水落桜子さんと桃子さんが、正午から登場し、市民ダンサーと共に「きつねダンス」を踊る。午後4時からはペア宿泊券などが当たる抽選会も実施。抽選券は1枚100円で、会場で購入できる。 同公園と春採アイスアリーナ、釧路駅の間でシャトルバスを運行するため、自家用車で来場する場合は同アイスアリーナ駐車場も利用可能。同実行委の上野岳事務局長は「50回ということもあり、昨年以上に多くの人に足を運んでもらえた。本祭でもお待ちしています」と話した。
釧路新聞