田崎史郎氏 首相指名選挙を受け野党の参院選戦略は?「特に1人区で6野党がどう協力できるか」
政治ジャーナリストの田崎史郎氏が11日、BSフジ「BSフジLIVEプライムニュース」(月~金曜後8・00)に生出演し、この日行われた首相指名選挙を受けて、来年7月の参院選での野党の戦い方を見通した。 決選投票では、自民党総裁の石破茂首相が221票、立憲民主党の野田佳彦代表が160票。自公が過半数を占める参院本会議では、石破氏が142票で過半数(125)を獲得しており、同氏が第103代首相に指名された。無効票は84票に上り、野党は決選投票でも石破氏、野田氏に協力する党はほとんどなかった。 反町理解説委員長はこの結果を受け、「野田さんの戦略は、この結果をどう見たらいいのか。来年の参院選を視野に入れた時に良かったのか悪かったのか」と尋ねた。 田崎氏は「今回は野田さんが立たないとうい選択肢はないから、立った上でどの党が協力してくれるかということで、協力が得られなかった」と解説。10月の衆院選でも、野党候補が票を取り合う選挙区も多く、「この原因は選挙前に選挙協力できなかったことがそのまま尾を引いたと思う。協力できていれば、こういう形にはならなかった」と指摘した。 今後については、「これからは参院選にどう協力していくか。特に1人区で6野党がどう協力できるか。そこに野田さんが注力してくるんじゃないか」と、野田氏の手腕次第だとした。