偉業・ダルビッシュ、米メディアは「黒田博樹から受けた恩をしっかり“恩送り”して惜しみなく知恵を授け、若い日本選手から崇拝」と報じる
◇27日（日本時間28日）MLB ダイヤモンドバックス3―5パドレス（フェニックス） パドレスのダルビッシュ有投手（38）は敵地のダイヤモンドバックス戦に先発。5回3分の1を3安打3失点で今季7勝目（3敗）を挙げ、日米通算203勝をマーク。日本選手では歴代最多の黒田博樹（元ドジャースなど）に並んだ。 この偉業を、米メディアも報じた。AP通信は「この勝利はダルビッシュのプロ203勝目で、内訳は米国で110勝、日本で93勝。これは日本生まれの投手の日米通算で、黒田博樹の歴代トップに並んだ。黒田はドジャースとヤンキースで2008～14年の7年間を大リーグでプレーした」。 大リーグ公式サイトは、メジャー新人だった2012年に苦しんでいた際、ダルビッシュが黒田から連絡を受け、いろいろなアドバイスをもらったとのエピソードを紹介。ダルビッシュは「日本では普通、ベテランが若手に連絡を取ってアドバイスすることはない。だが、黒田さんの場合は連絡してくれて、自分に全てを与えてくれた。だから、そこから自分も同じことを若手にしたいと思ってきた」と語った。 同サイトは「ダルビッシュは黒田から受けた恩をしっかり『恩送り』し、惜しみなく知恵を授けることで若い日本選手から崇拝されている」とも報じた。（写真はAP）
中日スポーツ
