「板倉のほうに流れていた。競りやすかった」

闘莉王氏がイラク戦の板倉のプレーについて、攻守ともに厳しく評価した。写真：梅月智史（サッカーダイジェスト写真部／現地特派）

　元日本代表DFの田中マルクス闘莉王氏が、自身のYouTubeチャンネルで森保ジャパンのDF板倉滉に檄を飛ばした。 【動画】「全然ダメだった」闘莉王が板倉滉のプレーを残念がる 　１月19日に行なわれたアジアカップのグループステージ第２節・イラク戦（１－２）で、板倉はセンターバックでフル出場。そのパフォーマンスを、闘莉王氏は厳しく評価。監督と選手を採点する格付け企画で、闘莉王氏は平均点を「５点」に設定するなか、板倉には「３点」をつけた。 「残念だった。（ボールの）さばきも、競り合いも、１対１も悪い。どうしたのかな、疲れか？ だったら、もうベンチに座りなさい。全然ダメだった」 　 　現役時代はDFながら、前線に上がってもパワフルなプレーを見せていた闘莉王氏は、自身の経験から、相手FWのあるプレーの傾向が、板倉の低調を象徴していたと振り返る。 「ロングボールが来ると、フォワードはどっちのセンターバックと競り合ったほうが勝てるのかで流れる。基本的に（CBを組んだ谷口彰悟ではなく）板倉のほうに流れていた。板倉のほうが競りやすかったということ」 　そして、「競り合いに全く勝てていない。そんなにヘディングが強いフォワードじゃなかった」と指摘。さらに、「バタバタしている。ディフェンダーはバタバタしない」と注文を付けた。 　もっとも、スタメンにふさわしいのは「普通は板倉と冨安（健洋）。当たり前」と断言。コンビネーションの面からも、状態が良ければターンオーバーの必要はないと主張した。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部