橋本五郎氏、渡辺恒雄さんを悼む「ずいぶん怒られました」も「ジャーナリスト、経営者として辣腕」
読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄(わたなべ・つねお)さんが、19日午前2時、肺炎のため東京都の病院で死去した。98歳。読売新聞特別編集委員・橋本五郎氏が19日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に生出演し、渡辺さんを悼んだ。 橋本氏は「主筆にはずいぶん怒られました」と語り出し、渡辺さんの功績に言及。「具体的に何をしたらいいか提言報道を掲げた。94年に憲法改正試案を発表し、購読部数が減ると言われたが、減りはしなかった」とした。 続けて「新聞を多くの人に読んでもらうことは大事で、ただ一方で、ジャーナリストとしてだけでなく経営者としても辣腕(らつわん)を振るった」と指摘。 「生涯書生。毎日、毎日勉強ですと仰っていた」と故人が語っていたことを明かし、「本当に突然だったけど、それと、誰よりも取材をしている。今の総理とも話せる人ですからね」とし、渡辺さんを偲んだ。