炎天下の昼、コンビニの前につながれた犬を発見「心が苦しく」 意を決して飼い主に注意 「その勇気」と共感殺到
日傘を差して「少しでも暑さが和らぐようにしてあげるのが精いっぱいでした」
連日酷暑が続く中で、炎天下の昼間の屋外で、首輪のリードがフェンスにつながれている飼い犬が目に入った。どうやらコンビニで買い物をしている飼い主を待っているようだ。「この時間帯の犬の散歩は本当にやめてほしいです」。目撃した当事者は、飼い主に直接、注意を促したという。危険な暑さは、ペットにとっても命のリスクが伴う。当時の状況について話を聞いた。 【写真】世界的な監督が表参道で突如愛犬と登場、「徳の高い顔」とネット衝撃…実際の貴重な姿 東京都内で、7月上旬の正午ごろの出来事。当事者は帰宅途中、コンビニ店舗の前でおとなしく待っている飼い犬を見かけた。太陽光に照らされて熱くなったアスファルトで手足や肉球をやけどしたり、熱中症になってしまうリスクもある。不安を覚え、すかさず持っていた日傘で影を作り、女性飼い主が出てくるのを待った。 「わんちゃんが外で待っている時間は5、6分だったと思います。コンビニから出てきた時、飼い主の方は少し驚いた表情でしたが、待っていた経緯や炎天下での散歩の注意を促したら、『ありがとうございます、すみません』とおっしゃってくださいました」と振り返る。 根っからの愛犬家。「実家に住んでる時からわんちゃんがいる生活でした。今も犬3匹、猫1匹実家にいます。もう亡くなってしまいましたが東京に出てからもわんちゃんと生活していたので動物は好きです」という。それだけに、見過ごすわけにはいかなかった。 SNSで出来事について報告した。「本当にやめてほしいですね。火傷しなかったかな。。」「人間が日中裸足で歩けますか?って事ですよ」「その勇気にわん子愛 感じる なかなか出来ない事 ありがとうございます」「とても思いやりのある行動」「お散歩は太陽が沈んでから」「飼い主、分かってくれたかな?」など、勇気ある行動に共感するコメントのほか、炎天下で散歩に連れていくことへの疑問視、飼い犬の状態を心配する声などが上がった。 今回の思い切った行動には背景がある。「今までも炎天下でのわんちゃんの散歩を見かけてきましたが、暑くないかな? かわいそうだなと心配になるだけでアクションを起こせずにいました。でもこの件の前日に友達とLINEをしている際に、友達から『今日熱い中わんちゃんを散歩してる人また見かけて』という話を聞きました。それで、次からは絶対に注意しよう! と友達と話していたんです」 その翌日の今回の出来事。「外にわんちゃんがつながれて飼い主さんがちょうどコンビニに入るのを見た時、熱いのにお利口にお座りして待っていて心が苦しくなりました。『よし!伝えよう!』という謎の正義感と、でも注意していちゃもんつけてきたとキレられたらどうしよう……と、いろんな感情が入り混じっていました(笑)」。