常連客はシジュウカラ…「冬の野鳥レストラン」が営業中、福井県自然保護センター
福井県大野市の県自然保護センターで、野鳥を室内から観察できる恒例企画「冬の野鳥レストラン」が行われている。ヒマワリや特製ケーキといったメニュー目当てに野鳥が次々と“来店”し、訪れた人を楽しませている。 【動画】レストランに次々“来店”する鳥たち、リスの姿も 鳥の食べ物が少なくなる冬に、センターが毎年実施し、2階の「森の学習室」の窓辺から間近に鳥が観察できる。野外に設置している集音マイクで拾った鳥のさえずりや餌をついばむ音も楽しめる。 窓近くなどに置かれた5カ所の餌場には、地元の阪谷小児童や団体が寄贈したヒマワリの種を入れた。立ち木には小麦粉やラード、砂糖などを混ぜて作った特製ケーキが埋め込まれている。センターによると、ヤマガラやシジュウカラなどがよく訪れる。午前中が多くの鳥を観察できるといい、運がよければリスも観察することができる。 レストラン開店日には、家族連れや写真愛好家らが訪れ、餌をついばむ野鳥などの姿を楽しんだ。動物が好きで、毎年訪れる越前市内の中学生(13)は「カケスを初めて見ることができた。イメージより大きく、楽しかった」と満足そうだった。 2月29日までで、期間中の第1、3日曜日は専門家の解説がある。開館は午前9時~午後5時(入館は午後4時半)。月曜と祝日の翌日は休館。無料。問い合わせは県自然保護センター=電話0779(67)1655。
福井新聞社