遠藤理子、櫻坂46の“赤ちゃんキャラ”が朝の顔に 守屋麗奈、田村保乃から続く『ラヴィット!』リレー
朝の情報バラエティ番組『ラヴィット!』(TBS系)の10月~12月「水曜ラヴィット!ファミリー」(週替わりレギュラー)に櫻坂46の遠藤理子が決定した。おっとりとしたキャラクターの遠藤は、櫻坂46では“赤ちゃん”と呼ばれるほど末っ子感のあるメンバーだ。「ラヴィット!ファミリー」就任にあたってBuddies(櫻坂46ファンの呼称)からは期待の声と同時に、まるで赤子を見守るかのように心配の声も寄せられており、10月16日の初回登場放送が早くも楽しみになっている。 【写真】櫻坂46加入当時の遠藤理子 これまで櫻坂46の多くのメンバーが『ラヴィット!』にレギュラー出演してきた。2021年に2シーズンにわたって就任した守屋麗奈は、現在の櫻坂46メンバー起用の流れを作ったメンバーと言っていいだろう。ひな段に並ぶお笑い芸人が作り出す独特なテンポ感でバラエティが主戦場ではないゲストが時には番組のテンポに飲み込まれがちな空気感において、守屋は自分のスタンスを崩すことなく、常にマイペースで居続けることで、朝の情報番組としてのバランス感覚を保っていた。それはおそらく意図してやっていたものではないだろうが、守屋の“チェイサー”としての役割は番組には欠かせないものとなっていた。守屋の後を継いだ形で出演していた田村保乃の魅力は明るいキャラクターである。初出演の際に「ワードスナイパー」というカードゲームを体験した田村保乃は、「“て”で始まる」「冷たいもの」という2つのお題に対し「テキーラ!」と即答し、MCの川島明(麒麟)から「悪い付き合いしてんのかなあ」とツッコまれたこともあった。また、食レポをする田村保乃のリアクションの良さはさすがの一言に尽きる。新型コロナウイルスの感染拡大で社会が落ち込んでいた時期に、田村保乃の笑顔に癒やされたファンも多かったはず。 「ラヴィット!ファミリー」3人目となった大園玲は守屋、田村保乃の後任というプレッシャーをものともせず、初回放送から『欅って、書けない?』(テレビ東京)時代より定着させてきた特技のメモ芸で共演者を沸かせていた。出演時の最後には毎回「ゾノメモ」を公開するのが定番となるほどで、アンタッチャブルの柴田英嗣がカップやきそばを喉に詰まらせてスタジオから退場すると、「やきそばでふざけたらダメ」と笑顔で回答し、和やかな空気を生んだりも。その後登場した「櫻坂の最終兵器」「大不思議2」という異名を持つ増本綺良は、その奇想天外な言動で『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京/以下、『そこさく』)を中心にバラエティを賑わせてきたが、本番組でもそれは健在。「ヘッドホンガンガン伝言ゲーム」の企画で「田村真子アナ」というお題に対し、MCの田村真子アナの名前から「田村真子、ばーか」という想定外の答えを披露し、スタジオを笑いで包んだ。増本の自由奔放な発言には毎週ヒヤヒヤしつつも、その一瞬の火力は櫻坂46でも屈指と言っていい。 『そこさく』では櫻坂46のバラエティ担当として活躍している井上梨名と大沼晶保は2023年に「ラヴィット!ファミリー」に就任。『そこさく』での味覚音痴クイーンをはじめ、「隠れたスターを探せ!三つ巴クイズバトル!」では、正しい番組のロゴを選択する問題で唯一誤答をするという大失態をおかすなど、様々な見せ場を作ってきた井上。『ラヴィット!』でも「ラーメンのスープ」を「ラーメンのソース」と言い間違えたり、電気イスでも大きなリアクションでスタジオを盛り上げたりと、櫻坂46のバラエティ女王として結果を残していた。大沼もまた「人間モグラたたき」対決で躍動感のある動きを見せ、酸っぱいジュースを飲んだ後には「ウィーー!」とアイドルらしからぬ奇声を上げ、常に前のめりな姿勢で番組を盛り上げた。 2023年10月~12月、2024年7月~9月の2シーズンにわたってレギュラーとなったのは、三期生から初の出演となった中嶋優月。「正直ババ抜き」の企画では現役アイドルとは思えない変顔を披露するなど、持ち前のバラエティ力を発揮し、表情にもコメントにも安定感があった。これまでの数々のチャレンジ失敗の過去から「嘘つきゆーづ」と呼ばれるなど愛されキャラは健在で、しっかりと見せ場を作っていたのが印象的で共演者から親しまれるのも頷ける活躍だった。 そして中嶋からバトンを受けたのが石森璃花。番組キャラクターであるラッピーとの頭突き事件をはじめ、サンボマスターのパフォーマンスで涙したりと、感情豊かな表情を見せてくれた。常ににこやかで番組を華やかにする姿は“おじさんキラー”とも称されるほどで、朝番組に癒やしを届けてくれていた。元気いっぱいで年相応の無邪気な一面を持つ谷口愛季は、この番組期間で大きく成長したメンバーのひとり。谷口が一人でやっているというアクセントゲームを番組で披露した際には、MCの川島からその一人遊びをツッコまれたことも。番組最後には菅田将暉の「さよならエレジー」を生演奏し、声を枯らしながらも堂々とした歌唱で感動を届けた。