「経験不足が招いた失点?」の問に…アルテタは「明らかにチーム内に不安が生じていた」
アーセナルのミケル・アルテタ監督は、バイエルン・ミュンヘン戦を振り返った。 9日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファーストレグで、バイエルンと対戦したアーセナル。ホームサポーターの大歓声を受けながら、12分にはブカヨ・サカのゴールで先制に成功する。しかし18分、連携ミスからピンチを招くと、セルジ・ニャブリに決められて失点。さらに32分、PKからハリー・ケインに逆転弾を許した。76分にはレアンドロ・トロサールのゴールで追いついたが、そのまま2-2で試合を終えている。 チャンピオンズリーグ(CL)2023-24 試合日程・結果・決勝トーナメント組み合わせ ホームでのファーストレグをドローで終え、17日の敵地でのセカンドレグへ挑むことになるアーセナル。アルテタ監督は会見で、後半アディショナルタイムにサカがボックス内で倒れたシーンについて「それを見ていないし、決定は下された。我々はコントロールできる他の面に集中しないとね。今夜はもっとうまくできたかもしれない」とし、試合を振り返った。 「試合の入りは良く、先制もできた。だがベン・ホワイトがゴール前で得たような決定機を決められない時は、異なる瞬間が訪れる。CLでは相手に何も与えてはいけない。2ゴールを与えてしまったが、このような状況なら罰を受けるだろう。この大会は余裕がまったくない。だが、2失点目の後はかなり落ち着きを見せられたと思うよ」 14年ぶりにCL準々決勝に進んだアーセナルだが、アルテタ監督も含めて多くの選手がこの舞台での試合は初の経験に。記者から経験不足について問われると「わからないが、明らかにチーム内に不安が生じていた。相手に(ゴールを)与えてしまったからであり、与えられた方はオープンスペースを守り始めるものだ」としつつも、「うまく反応はできた。決して諦めないよ。盛り上げてくれたファンに改めて感謝したい。信じられない雰囲気だった」と述べた。 なお、バイエルンの本拠地アリアンツ・アレーナで行われるセカンドレグは、17日に予定されている。