「宝の持ち腐れ」朝ドラ女優・瀧本美織がソロ歌手デビューに見出した〝突破口〟
女優・瀧本美織(32)のソロアーティストとして初のオリジナル楽曲のデジタルシングル『あなたで』が8月7日午前0時にリリースされた。曲は瀧本自身が作詞を手掛け、誰しもが経験する別れの悲しみを歌ったバラード曲。瀧本は、レコーディング前の準備段階では、歌いながら感極まって涙があふれたことを明かし、《「自分の言葉だからこそ、歌っているといろいろ込み上げてきて……。(中略)大切な人を重ねて、聴いていただけると嬉しいです》とコメントしていた。 【お宝画像】すごい…瀧本美織、19歳の〝美脚〟 女優として活躍している瀧本が楽曲をリリース、というと意外に感じる人も多いかもしれない。だが、彼女の芸能界デビューは小学6年だった’03年に大手レコード会社・エイベックスのオーディションを経て結成したダンス&ボーカルユニット『SweetS』だった。残念ながらグループは’06年に解散。その後17歳の時に、現在も所属するスターダストプロモーションにスカウトされ同社に移籍している。 ’10年1月に映画『彼岸島』で女優デビュー。同年度後期放送のNHK連続テレビ小説(以下、朝ドラ)『てっぱん』のヒロインの座をゲットし女優としてブレイクを果たした。女優業と並行して、’14年にはボーカル・MIORIとして参加した5人組ガールズバンド『LAGOON』がメジャーデビューしたが、こちらも’16年に解散している。 しかし、今年1月にアップされた、YouTubeの音楽番組『MUSICGLOBE~Buzz the World~』にて披露した宇多田ヒカルの『Flavor Of Life』のカバーパフォーマンスが、再生回数280万回超えを記録して話題に。持ち前の歌唱力があらためて世間に認知され、2月には大阪、3月には東京で自身初のワンマンライブを開催していた。 「女優としての活動も順調ですが、歌唱力を生かした仕事がなく〝宝の持ち腐れ〟のような状態でした。もっと早く本格的に歌手活動を再開しても良かったのではないでしょうか。『あなたで』のリリースがあまり大々的に報じられていないので、それほど話題になっているわけではありません。おそらく、今後、音楽番組などに出演して、徐々に歌手としての活動を周知していくのでしょう」(音楽業界関係者) 『てっぱん』で一躍その名を世間に知らしめた瀧本だが、その後の映像作品では主演作よりも脇役での活躍が多い印象だ。最近でも、今年1月クールのドラマ『となりのナースエイド』(日本テレビ系)や、3月に公開されて興行収入50億円超えのヒット作となった映画『変な家』などの話題作にも出演している。 瀧本と同じ事務所に所属する俳優では、本仮屋ユイカ(36)が’05年前期の『ファイト』、葵わかな(26)が’17年後期の『わろてんか』、永野芽郁(24)が’18年前期の『半分、青い。』で朝ドラのヒロインを務めている。しかし、永野以外は朝ドラ後の作品でも主役級の作品のオファーがあまり続くことはなく、どことなく伸び悩んでいるような印象を持ってしまう。 「永野の場合は朝ドラのヒロインを務める以前から主演作を何本もこなしており、すでに地位を確立していました。その一方で、本仮屋、瀧本、葵は朝ドラでブレイクしたものの、事務所が仕事選びで〝主役推し〟にこだわらなかった。『朝ドラヒロイン』は毎年前期と後期で2人誕生するわけですから、ブレイクはいつまでも続きません。それもあってか、朝ドラ後はあまり存在が目立つことがなく、役者としては伸び悩んでいるような印象を受けてしまうのです」(放送担当記者) 瀧本が再開した歌手活動は、女優業のほうでも近い将来に向けての〝突破口〟になりそうな可能性を秘めているといえるだろう。 ※「FRIDAYデジタル」では、皆様からの情報提供・タレコミをお待ちしています。下記の情報提供フォームまたは公式Xまで情報をお寄せ下さい。 情報提供フォーム:https://friday.kodansha.co.jp/tips 公式X:https://twitter.com/FRIDAY_twit
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