介護費用11.5兆円超で過去最多 厚労省23年度調査
厚生労働省は9月26日、2023年度に介護保険制度で掛かった介護費用の総額が過去最多の約11兆5000億円だったことを発表した。 同年度の介護給付費等実態統計によると、介護給付費と利用者負担を合わせた費用は11兆5139億円。前年度より3227億円増加した。 サービス別では、介護サービスが11兆2146億円、介護予防サービスが2993億円だった。内訳は介護福祉施設サービス2兆713億円▽介護保健施設サービス1兆3531億円▽訪問介護1兆1548億円▽通所介護1兆3171億円――に上った。 介護福祉施設の入所者は、要介護5が29%▽要介護4が41%▽要介護3が27%▽要介護2が3%▽要介護1が1%。 また、保険給付、公費負担、利用者負担を合わせた1人当たりの平均費用は、介護福祉施設が304万円で、介護保健施設が328万掛かっていた。