【衆院選】自民党 鹿児島県内の3選挙区で敗北
鹿児島テレビ
10月27日投開票が行われた衆院選は、自民党と公明党で定数465議席の過半数233議席を割り込みました。 鹿児島県内では、1区と3区が立憲民主党、2区が無所属、4区が自民党のいずれも前職が当選を果たし、自民党公認候補が3つの選挙区で破れました。 1区では立憲民主党・前職の川内博史さんが、約2700票差で自民党・前職の宮路拓馬さんをかわし、議席奪還を果たしました。 川内さんは28日朝、鹿児島市の事務所前でつじ立ちを行い、道行く人や車に手をふり当選の感謝を伝えました。 鹿児島1区で当選 立憲民主党 川内博史氏 「政治がこれからますます混乱していくであろう時に、議席を預かれたのは、すごく大きな事だし、しっかり責任を果たしていかなければと改めて強く感じている」 1区では敗れたものの、比例復活で当選を果たした自民党の宮路拓馬さんも、28日朝、鹿児島市で辻立ちを行いました。 1区で落選 比例で復活当選 自民党・宮路拓馬氏 「次の戦いに向けたスタートですから、変わることなく(辻立ちは)政治活動の原点なので、きょうまたスタートした」 過去最多の5人が立候補した2区では、無所属の前職 三反園訓さんが保守分裂を含む乱戦を制しました。 鹿児島2区で当選 無所属 三反園訓氏 「皆さんにお礼を兼ねて手を振っている。一生懸命仕事をして、皆さんの生活が少しでも良くなるように懸命に働きたい思いでいっぱい」 与野党一騎打ちとなった3区では、立憲民主党・前職の野間健さんが、石破政権で農林水産大臣に就任した自民党・前職の小里泰弘さんを破り、2期連続当選を果たしました。 28日朝の薩摩川内市。 野間健さんは、交通量の多い川内駅近くの交差点などで、支援者らとともに辻立ちを行いました。 鹿児島3区で当選 立憲民主党 野間健氏 「大きな責任を感じている。今後政治の枠組み、与野党が入れ替わっていくかわからないが、地域の問題を少しでも解決して改善できるよう努めていきたい」 4区では自民党・前職で党の幹事長を務める森山裕さんが、全体の7割以上の票を集め、社民党・新人の山内光典さんに大勝しました。 今回の投票率は53.49%で、前回を4.22ポイント下回りました。
鹿児島テレビ