まもなく年末年始 “最大9連休”で さらに“高騰”!?【WBS】
今年も残すところおよそ1週間。今年は5年ぶりに9連休がとりやすい年末年始となることから、旅行需要が増え、1人当たりの国内旅行費用は4万3000円と過去最高になるとみられています。こうした中、ホテルなどの宿泊費も高騰しています。現場を取材しました。 富士山の麓に建つ「ホテルマウント富士」。創業60年を超え、海外の要人なども宿泊。絶景を満喫できるとして人気のホテルです。最上級のインペリアルスイートの売りは、富士山と山中湖を望む景色。通常は1泊12万3000円ですが、年末年始は15%以上高い14万4000円となっています。 ホテルマウント富士の高遠啓介支配人によれば、予約は高い部屋から埋まっていくといいます。スタンダードクラスのツインルームも通常1泊2万8800円ですが、年末年始は45%以上高い4万2800円という価格にもかかわらず、9割以上が予約で埋まっているといいます。 今年は例年以上に年末年始の宿泊需要が高まっています。 「9連休で長いということと、インバウンドの増加によることが影響している」(高遠支配人) 年末年始の宿泊客の増加を前に、ホテルでは館内の施設をさらに充実。風呂に浸かりながらだけでなく、サウナからも絶景を堪能できる「富嶽蒸景」も設けました。 高まる年末年始の宿泊需要に地元・山梨の土産物店の担当者も、「円安で海外に行く人が減ってるみたい。どこへ行こうとなると国内旅行なので、少しは期待している」と声が上がります。
最大9連休となる今回の年末年始。航空各社が23日に発表した最新の予約状況(27日~1月5日)では、国内線は1年前に比べて9%増加。JR各社の新幹線などの予約も1年前に比べ17%増え、好調となっています。 都内のホテルでは、客室単価が先月初めて2万円を超え、過去最高を記録しました。都内を代表するホテルでは、年末年始の期間、部屋の価格が1年前に比べ10~15%程度上がるとみているところもあり、価格はさらに高騰するとみられています。