《金メダルの桜井つぐみさんが応援》車いすラグビー池透暢主将「幸運の会場で恩返しできた」
悲願の金です。高知市出身の池透暢選手率いる車いすラグビーの日本代表がパリパラリンピックで初の金メダルを獲得しました。 リオ・東京と2大会連続で銅メダルの車いすラグビー日本代表。日本時間の9月3日未明に行われた初めての決勝で世界ランク2位の強豪アメリカに挑みました。 池選手の母校、高知南高校ではおよそ100人が試合を観戦。高校の後輩でレスリング金メダリストの桜井つぐみ選手も駆け付けました。 オリンピックレスリング57キロ級金メダル・桜井つぐみ選手: 「私自身も高知のみなさんの応援のおかげで力を出すことができたので、少しでも自分の応援が力になってくれればいいなと。しっかり金メダルとれるように、自分もがんばって応援したい」 日本は白のユニホーム。第1ピリオドはアメリカに3点差をつけられる厳しい展開でしたが、続く第2ピリオド。 高知市出身の池透暢キャプテン(44)のトライに続き、22歳の若きエース橋本勝也選手も見事なスチールからトライ!逆転して前半を終えます。 後半も激しいタックルでぶつかりあう激闘を展開。守備からリズムを作る日本が攻守で主導権を握り、世界の頂点に輝きました。 高校時代の担任・広瀬法民さん: 「もう本当に最高の気持ち、おめでとう。本当にみんなの誇りだし、君の勇気をみんながもらえたんだというふうに思っています」 車いすラグビー日本代表・池透暢主将: 「最高に美しいなと、こんなにも輝くものだなと、ほんとに見ただけで感動して涙が出そうになるくらいきれいなメダルだなと。この会場は僕にとって幸運の会場だと思っていて、同じ母校(南高校)のレスリング清岡くんと桜井さんが金メダルをとった場所で。もう廃校になった学校なんですけど、みんな集まってパブリックビューイングしてくれて、すばらしい光景がそこにも待ってると思うので、そういったことを想像すると恩返しちゃんとできたなと」 19歳の時に交通事故で全身に大やけどを負い、左足と3人の友人を失った池選手。 車いすラグビー日本代表・池透暢主将: 「(亡くなった)友人のための生きた証を残したいと生きてきました。やっと世界一というこのメダルを天国へ向けて見せました」 一方、高知市出身でパラリンピック初出場の鬼谷慶子選手(29)は陸上女子円盤投げで15メートル78のビッグスロー。自身の持つアジア記録を更新し、銀メダルを獲得しました。 また、高知市出身でバドミントン男子シングルスの藤原大輔選手(30)は3位決定戦で敗れ、惜しくもメダル獲得とはなりませんでした。
高知さんさんテレビ