"ロシア側に協力金を支払う"200カイリ水域内のサケ・マス流し網漁が解禁 漁獲量の上限は2023年と同じ2050トン「テンション上がってますよ」北海道根室市
UHB 北海道文化放送
日本の200カイリ水域内のサケ・マス流し網漁が4月3日から始まり、北海道根室市では小型船が一斉に出漁しました。 200カイリ水域内のサケ・マス流し網漁はロシアの川で生まれた魚が多いため、ロシア側に協力金を支払って行います。
2024年は海水温の上昇で魚が回遊する時期が早まっていることから、例年より1週間早く漁が解禁され、根室の歯舞漁港からは小型船9隻が出漁しました。 「テンションは上がってますよ、結構。今年良かった船は良かったんで。今年みんな一斉に行けるんでみんなで良い場所探せたら」(漁業者) 漁獲量の上限は2023年と同じ2050トンで、ロシアに支払う協力金は漁獲実績に応じて1億8,000万円から3億13万円となっています。
UHB 北海道文化放送
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