「政治とカネ」シリーズ国会議員に聞く 渡辺創衆院議員
先月までの国会で最大の焦点となった「政治とカネ」の問題について、宮崎県関係の国会議員はどう考えているのか、シリーズでお伝えしています。 3回目は立憲民主党の渡辺創衆議院議員です。 「政治とカネ」の問題に加えて、普段の議員活動で何に力を入れているのか、合わせて聞きました。 (※聞き手:MRT宮崎放送 川野武文アナウンサー) 【写真を見る】「政治とカネ」シリーズ国会議員に聞く 渡辺創衆院議員 ■政治資金規正法の改正について (川野武文アナウンサー:以下、川野AN) 「国民の関心が非常に高かった、あの政治資金規正法の改正についてですが、こちらについては、国民が求めていた形で結局決着しなかったというふうに思いますが、この改正についてはどんな感想をお持ちですか?」 (立憲民主党 渡辺創衆議院議員) 「結論から言えば、極めて残念な結果であったと思います。昨年の11月にいろんな問題が発覚してきて半年以上にわたって、最初は真相究明をしっかり果たしながら、二度と国民の皆さんの失望を買わないようにどうするのかというのが後半の話でしたが、特に後半の対策の問題については、正直言えば政治改革という名には値しない内容でした。ただ、与党の皆さんだけの問題ではなく、我々、野党が本当に動かしきるには力が足りなかったところも、我々も深刻に受け止めるべきだ思っています」 (川野AN) 「政治にはお金が必要だというふうな与党の中からの意見が多いですけれども、そんなに政治ってお金がかかるんですか?」 (立憲民主党 渡辺創衆議院議員) 「お金が一定程度かかることを否定するつもりはありません。自分の政治活動であったり、理念を多くの皆さんに共有してもらうためには、特に地元選挙区では一定数のスタッフがいることは事実です。多くの議員の皆さんがそういう意味で政治活動を維持し、地元活動を維持するのに一定のコストがかかっていることは、これは間違いない事実です。ただ、それが公然の言い訳のようになって、紋切調に『それだから金がかかるんだ』と言い切って終わらせていい問題なのかというところは、不幸なことでしたが、こういうことが発覚してくる中で、有権者の皆さんも含めてともに考えていくことが大事じゃないかと思います」