小学館×ANAの初コラボ漫画が連載開始 空港で働くグラハン女子の物語…担当者が狙い説明
小学館とANAグループがコラボした漫画『ブルーフライト~グラハン女子物語~』が、本日13日発売の月刊誌『ベツコミ』(小学館)3月号にてスタートした。グランドハンドリング(以下、グラハン)として空港で働く女性が主人公で、航空業界を舞台とした作品となっており、連載を記念して羽田空港にて取材会見が行われた。 【画像】空港で働くお姉さん!新連載『ブルーフライト』カラーイラスト 小学館が航空会社と協働して漫画制作を行うこと、またグラハンという職業を物語として描くことは今回が初。 小学館は今回の漫画で、航空業界といった多様な職種がともに働く職場で、仲間とともに仕事にもプライベートにも精一杯頑張る主人公の姿を通じて、読者にも元気を届けたい思いのもと、今回グラハンといった職業に注目。実力派漫画家・のの子氏がANAの協力のもと取材を通して「笑って、泣けて、前向きになれる」物語を描く。 ANAは、作品を通じてより多くの人に航空業界の魅力を知ってもらう目的として、グラハン、パイロット、客室乗務員などの社員も参加し、グループ全体で制作に全面協力。小学館とANAは、「航空業界」と「漫画」といったそれぞれの魅力を掛け合わせることで、世界中に愛され、楽しめる価値ある作品を制作する。 グランドハンドリングとは、航空業界を支える職種の一つで、その業務は多岐に渡り、航空機の誘導、利用者の案内業務、特殊車両を使った手荷物・貨物の搭降載など、空港にて航空機の運航に必要な多くの仕事を担っている。 取材会でANA担当者は「これまでドラマなどで描かれたのは、パイロットや客室乗務員でした。グランドハンドリングは重要な役割を果たしているにも関わらず、漫画やドラマというのはこれまでございませんでした」と説明。 「グラハンの仕事は多岐にわたっています。私たちの仕事は、チームワークがなければ成り立たない仕事です。グラハンは力仕事が多いイメージで、昔は男性が中心の職場でした。最近は女性が活躍しており、読者がグラハンの仕事に興味を持っていただき、将来、私たちと一緒に働いていただければと思います」と伝えた。 また、『ベツコミ』編集長の前田未央氏は「グラハンは体力的にも大変な仕事で、その中で女性が活躍していることを最近知りました。それもあって、漫画の中で女性が頑張る姿を伝えたかったので、女性を主人公にしました」とし、「のの子先生は昨年から取材をしていて、羽田空港にも足を運びました。今後も取材を続けながら描き続けます」と話した。 ■作品あらすじ 主人公のここね(当時13歳)の楽しみは、飛行機が大好きな高校生男子・通称ひーくんと一緒に、島の小さな飛行場で飛行機を見ること。ここねはグラハンに、ひーくんは整備士になるという夢を語り合ったけど、彼は突然姿を消して……。そして10年後、グラハンになったここねの物語が動き出す――。