大谷翔平 5試合ぶり16号!ミスター・ジューン復調のろし 今季最多15得点&1イニング4発呼んだ
「ドジャース15-2レンジャーズ」(11日、ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平選手(29)は11日(日本時間12日)、ロサンゼルスでのレンジャーズ戦に「2番・指名打者」で出場。六回に1イニング4本塁打の口火を切る5試合ぶりの16号2ランを放つなど、2打数1安打2打点で15-2の大勝に貢献した。本拠地では約1カ月ぶりの一発で、ここからさらに状態を上げていく。 今季最多15得点の大勝劇。球団3年ぶりの、1イニング4本塁打の口火を切ったのは大谷だった。6点リードの六回1死一塁。カウント2-2から148キロ真ん中高め直球を完璧にとらえた。時速184キロ、飛距離132メートルの一撃。右中間席中段に突き刺さる打球を“確信歩き”で見届けた。 5月17日のレッズ戦以来、約1カ月ぶりの本拠地アーチ。地元ファンを熱狂させた一振りを「甘い球をしっかりと打てた。きょうはいい打席だったんじゃないかなと思います」と振り返った。大谷の5戦ぶり本塁打が呼び水となり、続くフリーマンが9号ソロ。5番T・ヘルナンデスが17号2ランを放ち、8番ヘイワードにも3号2ランが飛び出し、21年9月29日のパドレス戦以来となる1イニング4発で7点を奪って試合を決めた。 前カード、敵地ニューヨークでのヤンキース3連戦は打率・154(13打数2安打)、0本塁打、1打点。試合のなかった前日は完全休養で、英気を養ってこの日に臨んだ。初回は四球を選ぶと、15盗塁目となる二盗を成功させてスミスの先制3ランをお膳立て。三回にも四球と5打席のうち4打席で出塁した。 「休みを挟んで新たな気持ちで、いい感触だったので。これを続けていきたい」と大谷。6月に強く、エンゼルスに所属した昨年は、月間15本塁打で球団記録を更新した“ミスター・ジューン(6月男)”が復調ののろしを上げた。