【フェブラリーS】先行力と速い上がりの両方が必要 東大HCの本命はウィルソンテソーロ
混戦模様
今週日曜は東京競馬場でGⅠ・フェブラリーSが行われる。5戦3勝でキャリア連対率100%のオメガギネス、東京大賞典2着のウィルソンテソーロ、昨年の2着馬レッドルゼル、チャンピオンズC、東京大賞典でともに3着だったドゥラエレーデ、芝中距離重賞勝ち馬ガイアフォース、カラテ、地方からもイグナイター、スピーディキック、ミックファイアの3頭がエントリーしてきた。 【フェブラリーステークス2024 推奨馬】一線級相手に善戦、ダートは複勝率100%! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 昨年春秋ダートGⅠを制したレモンポップやドバイWC勝ち馬ウシュバテソーロ、BCクラシック2着馬デルマソトガケなどがサウジCに挑戦するため不在。さらに根岸Sと東海Sの勝ち馬も回避と、かなりの混戦模様を呈している。難解なレースとなりそうだが、過去10年のデータからヒントを探っていきたい。
先行馬でも上がりは必須
<フェブラリーS・脚質別成績> 逃げ【1-1-0-8】勝率10.0%/連対率20.0%/複勝率20.0% 先行【6-1-2-31】勝率15.0%/連対率17.5%/複勝率22.5% 差し【2-6-4-45】勝率3.5%/連対率14.0%/複勝率21.1% 追込【1-2-4-44】勝率2.0%/連対率5.9%/複勝率13.7% 先行馬が6勝をあげており、一見するとダート戦らしい前残りの傾向。ところが、先行しても上がり3Fが6位以下だと【0-0-1-31】とほぼ着外に消えていることは見逃せない。上位に入るためには、芝スタートの部分でダッシュを決め、ポジションを取りに行った上でそれなりの決め脚も必要となる。また2番人気以内で先行した馬が【5-0-0-4】、残る1勝は14年に16番人気で勝ったコパノリッキー。人気サイドの先行馬を素直に信頼し、ヒモ荒れを狙っていくのが良いだろう。 差し追込勢の場合は、前走も同様の差し追込策から連対していれば【2-4-2-16】複勝率33.3%とある程度の好走率はある。対照的に、6着以下に敗れていると【1-1-1-25】で複勝率10.7%、その前走が根岸Sなら【0-0-0-14】と全滅だ。アルファマム、タガノビューティーは割引が必要だ。