ユヴェントス、3年ぶり最多15度目のコッパ・イタリア制覇!アタランタはまたも決勝で涙…
現地時間15日、コッパ・イタリアは決勝戦がスタディオ・オリンピコで行われ、ユヴェントスとアタランタが対戦した。 20-21シーズン以来の15度目の優勝を目指すユヴェントスと、62-63シーズン以来2度目の優勝を目指すアタランタによる決勝戦。最多優勝を誇るユヴェントスはロカテッリを出場停止で欠く中、イリングとカビーリャを大一番で起用した。 一方、ここ5年で3度目の決勝を戦うアタランタはスカマッカが出場停止。勝負強く、ボールも収まるエースの不在は痛手だが、ルックマン、デ・ケテラーレ、コープマイナーズ、パシャリッチと多彩な攻め手を擁している。 決勝戦ということもあり立ち上がりは慎重になるかと思われたが、試合は早々に動く。4分、右サイドからのカンビアソのパスに抜け出したヴラホヴィッチが、追走するヒエンを上手くブロックしながらGKカルネセッキを破り、ユヴェントスが幸先よく先制する。 先制したユヴェントスはさらに8分、左CKをニアサイドのマッケニーが触り、ゴール前のガッティが頭で押し込むもゴール上へと外してしまう。 1点を追うアタランタも鋭いショートカウンターを中心にユヴェントスゴールを脅かすが、惜しくも枠を捉えることができない。43分には右クロスのこぼれ球を拾ったパシャリッチがボレーで押し込むも軸足を滑らせ、ボレーはブロックされた。 ユヴェントスが1点をリードして迎えた後半、アタランタはデ・ケテラーレに代えてトゥーレを投入。57分にはジムシティの右クロスをゴール前のコープマイナーズが頭で合わせるが、これはゴール左へとわずかに外れる。 60分、アタランタはパシャリッチ、ザッパコスタ、ヒエンに代えてハテボア、ミランチュク、スカルヴィーニを投入。一気に3人を入れ替えて勝負に出る。 追いかけるアタランタの攻勢が続く中、我慢の時間が続くユヴェントスも62分、カビーリャに代わってミレッティを投入。64分にはカウンターからヴラホヴィッチにチャンスが訪れるも、ここはアタランタ守備陣が必死に戻って追加点を阻止する。 しかしこの場面でデローンが負傷し、アタランタは最後の交代枠でトロイを投入する。ユヴェントスもキエーザに代えてユルディズを投入。押し込むアタランタ、守ってカウンターを狙うユヴェントスという構図は変わらない。 迎えた73分、右サイドでボールを受けたカンビアソが左足で入れたクロスを、ゴール前のヴラホヴィッチが頭で合わせてネットを揺らす。ユヴェントスにとっては大きな追加点だったが、これはVARの結果、オフサイドによりノーゴールとなった。 ゴール前を固めるユヴェントスに対し、思うように決定機が作れないアタランタは80分、左サイドからカットインしたルックマンが右足を振り抜くと、強烈なシュートが左のポストを直撃。ユヴェントスもヴラホヴィッチに代わって入ったミリクのパスをエリア内右でボールを受けたミレッティのシュートがクロスバーを叩いた。 アディショナルタイムの6分間でもアタランタの猛攻を集中した守備で跳ね返し続けたユヴェントスが、3年ぶり15度目のコッパ・イタリア優勝を成し遂げた。 ■試合結果 アタランタ 0-1 ユヴェントス ■試合結果 アタランタ:なし ユヴェントス:ヴラホヴィッチ(4分)