シックスペンス馬なり11秒6 鈴木助手「想定より速くなったが、けろっとしている」/毎日王冠
<毎日王冠:追い切り> 6日の毎日王冠(G2、芝1800メートル=東京)に向けて2日、4戦3勝シックスペンス(牡3、国枝)が美浦ウッドで追い切られた。 ノットファウンド(古馬1勝クラス)の内に併せて手応え良く併入。5ハロン64秒3、36秒4-11秒6を馬なりで計時した。鈴木助手は「想定より速くなったが、けろっとしているしテンションが上がっていないのがいい。プラス6キロぐらいで出られそう。太い感じはなく、たくましくなった」と目を細めた。春は坂路で最終追い切りを行っていたが、脚もとがすっきりした秋はトラックコースでしっかりやれている。 新馬、ひいらぎ賞、スプリングSと3連勝して挑んだダービーは3番人気に推されたが9着。過度に折り合いを欠いて脚がたまらず、持ち味を出せなかった。「調子が良くて仕上がりすぎた感じ。みんながポジションを取りたい1~2コーナーで燃えすぎてしまった」と敗因を振り返る。精神的に余裕がある今回は、スプリングSで見せた抜群の切れ味を発揮できそうだ。ここ5年の勝ち馬のうち、4頭が3歳馬。「大きいところに行きたいですね」。名誉挽回を果たして、再びG1を狙う。【岡山俊明】