「金沢こかぶ」甘み十分 安原地区
県内最大の小カブ産地の安原地区で、冬の味覚として親しまれる「金沢こかぶ」の収穫がピークを迎えている。17日は生産者が3・3トンを下安原町のJA金沢市砂丘地集出荷場に持ち寄り、県内外に出荷した。 安原では農家22軒が630アールで栽培する。12日に出荷が始まり、来年3月までに340トンを県内と関西に届ける。猛暑の影響が心配されたが、こまめな通水で生育は良好で、11月は昼夜の寒暖差が大きく甘みが十分となった。同JA小かぶ部会の安原孝久部会長(56)は「最高の品質に仕上がった」と笑顔を見せた。