さすがにかわいそうかな、と思ったけれど？

マンガ「デリカシーの代償はでかい」のカット（変貌ちゃんさん提供）

　悪気のない彼氏が彼女の地雷を踏んだエピソードについて描いたマンガ「デリカシーの代償はでかい」が、Instagramで700以上のいいねを集めて話題となっています。 【マンガ本編】激怒した彼女に彼氏はしょんぼり　許そうと思うも、デリカシーない”ひと言”！ 　彼女の作ったご飯が口に合わず、それを素直に表情に出してしまった彼氏。悪気はないと分かってはいるものの、彼女は激怒してしまいました。しょんぼりする彼氏を見て、「さすがにかわいそうかな」だと感じた彼女は、許してあげるかわりにある提案をしたのですが……。読者からは、「失礼になりますが、笑っちゃいました」「ウチの夫と同じすぎて」「ほほ笑ましくて、ほっこりしました」などの声があがっています。 　このマンガを描いたのは、Instagramでマンガを発表している、イラストレーターの「変貌ちゃん」さんです。変貌ちゃんさんに、作品についてのお話を聞きました。 ーー彼氏さんは、よくこのように悪気なく地雷を踏んでしまうタイプなのですか？ 　そうですね。本人がいろいろなことを気にしないタイプなこともあり、ポロッと見たままのことをいってしまうところがあります。この前は夕方一緒に歩き回って疲れた頃に「あれ、口の横にシワが入っている！」といわれました。私は心が広いので、「お腹、出ていますよ」といい返しましたが（笑）。 ーーそんな彼氏さんを、いつもどのように感じていますか？ 「外で敵を作っていないか」と、少し心配になります。あまりに無垢な瞳で地雷を踏むので。ただ、「素直で裏表がない」という意味では長所だとも思っています。 ーーこのあと、要求したものは買ってくれたのですか？ 　はい。私もすねて悪かったなと思ったので、仲良く半分こして食べました。 ーーこの作品を彼氏さんはご覧になりましたか？ 　投稿する前に念のため読んでもらったのですが、自分のことなのに面白かったようで、くすくすと笑いながら読んでくれました。どんな内容でも、いつもニコニコしながら読んでくれるのでありがたいです。 ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか？ 「失礼ですが、笑ってしまいました」とほっこりして下さる方や、「余計なことをいっちゃうの、ウチと同じすぎて」と共感して下さる方がいました。笑ってもらえてうれしいのと同時に、皆さん「あるあるな出来事なんだな」と感じました。 ーーマンガを描き始めたのは、いつ頃からでしょうか？ 　3年前の2021年から、本格的にエッセイマンガを描き始めました。Instagramでは生活の「あるある」を中心としたエッセイやコーデイラストなどを投稿しています。 ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。 　ケンカに関する作品を描いたことがなかったので、今回挑戦してみました。私なりの復讐がなかなか猛攻だと思ったので、誰かに笑ってもらいたくて（笑）。 ーー創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えて下さい。 　長編エッセイを描いてみようと思い、現在準備中です。台湾旅行の記録や、九州に行ってきたときの思い出などを描こうと思っています。