営業支援のアイドマ、業容急拡大支える独自モデルの秘訣
中小企業の営業支援を手がけるアイドマHDの独自モデルとは?(イメージ写真:Kazpon / PIXTA)
中小企業向けに営業支援を行うアイドマ・ホールディングス(7373)の成長が続いている。 1月に発表した2023年8月期第1四半期(9~11月)決算では、売上高は前年同期比65.2%増の20億円、営業利益は同83.4%の7.5億円で着地。通期でも、売上高91.8億円(前期比48.2%増)、営業利益20.3億円(同23.8%増)を見込む。 同社が手がけるのは営業支援(代行)サービス。人手不足に悩む中小企業からの支持を集め、売上高は2020年8月期からの3年間で5倍以上になるペースで拡大している。 営業代行といっても、電話などで顧客企業と相手先企業の商談の約束を代わりに取りつける代行サービスを手がけている企業は珍しくなく、同社のほかにも数多くある。 だが、同社がそうした企業と違うのは、自ら運用している求人サイトを通して集めたクラウドワーカーを営業代行に活用していることだ。本来であればとかく自社のマンパワーに頼りがちな営業代行の業務だが、より多く営業案件をさばける独自モデルを築くことで業績の急拡大に結びつけているのだ。
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井上 昌也