全国の週間天気 金曜にかけて大体晴れ 急な雨と暑さに注意 土日は梅雨前線が北上
高温傾向 暑さのピークは金曜頃 熱中症対策を
気温は全国的に平年並みか高くなるでしょう。 北海道は期間の初めほど気温が高く、札幌を含め、夏日の地点が増加。内陸では30℃くらいまで上がる所もあるでしょう。 そのほかの地域は、連日のように広く25℃を超えて、所々で30℃以上の真夏日に。特に14日(金)頃は暑さが厳しくなり、本州の内陸を中心に35℃くらいまで上がる所もあるでしょう。 各地、湿気が多く、極端に気温が上がらない日も熱中症のリスクが高まります。ノドが渇く前に意識的に水分を補給し、屋外の作業などは時間を決めて休憩をとるようにしてください。汗を多量にかいたら、適度に塩分をとることも大切です。
熱中症の応急処置
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。 まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。 衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。 水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。 ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。
日本気象協会 本社 戸田 よしか