1千万人目の来場者として、山崎社長（左）から祝福を受けた倉持さん一家＝浜松市中央区のうなぎパイファクトリー

　うなぎパイなどを製造販売する「春華堂」（浜松市中央区）が同区大久保町に構える工場兼見学施設「うなぎパイファクトリー」の累計来場者数が1日、1千万人を突破し、同施設で記念セレモニーが開かれた。 　1千万人目として祝福を受けたのは、観光で訪れた茨城県古河市の会社員倉持貴一さん（39）一家4人。山崎貴裕社長から巨大うなぎパイや特製のキャリーケースなどが贈られ、「とてもラッキーだった。このキャリーケースで浜松を再び訪れたい」と喜んだ。 　2005年にオープンした同施設は、看板商品「うなぎパイ」の焼き上げから包装までの生産工程を見学できる観光名所として人気を集め、年間約50万人が来場している。山崎社長は「来年で20周年を迎える。進化や発展をしながら、みなさまに喜んでいただけるような施設を今後もつくっていきたい」と話した。 　同施設は来場者1千万人達成を記念して2日まで、うなぎパイ入りのアイス「うなぎパイジェラート」4種を半額で販売する。