教員からガールズケイリン選手に転身した28歳ルーキーが初の地元戦へ「3日間、車券に絡めるよう頑張ります!」
小松島競輪のモーニング「CTC杯(F2)」は23日、初日を迎える。7Rのガールズ予選を走る豊田美香(28歳・徳島=126期)に話を聞いた。 ーーいよいよ地元戦ですね。 豊田:そうなんです。もうちょっと力を付けてから走りたかったってのが本音です。 ーーそれでも本デビューから決勝入りして十分、力からはあると思いますが。 豊田:まだまだ組み立てとかもあるので。考えてはいるんですけど、7人で走るのでイレギュラーな事も起こる。想定していた通りにはいかないので。 ーー豊田選手は師匠の川口雄太選手より歳が一個上なんですよね。やりにくさとかはないですか? 豊田:全然! 師匠は師匠なので。師匠には本当に良くしてもらっています。一つ聞けば10返ってくるくらい。直前も私がシッティングで駆けるのが苦手って相談したら、すぐにシッティングを強化するメニューを考えて作ってくれました。やさしいですね。お父さんの秀人さんもまた違う視点でアドバイスをくれるし川口親子にはお世話になりっぱなしです。 ーー初日なんですが、どう戦いますか? 豊田:練習でのタイムは出ているんですけど、本番になるとそれが出ていない。しっかり自分のレースが出来るようにしたい。このメンバーだと前の方に居ないと勝負にならない。良く考えて走ります。私にはまだ『競輪脳』がないので。 ーー今節の目標を教えてください。 豊田:友達とか知り合いも応援に来てくれるって事なので、3日間確定板! 全て車券に絡めるように頑張ります!! 教員からガールズケイリンの選手を目指し、見事合格。競輪選手としての道を歩み始めた豊田。元々、身体を動かすことが好きだったそうでこの仕事は天職。持ち味は地脚を活かした粘り強い走りだ。 6月末に小松島はガールズ宿舎が完成し、ガールズ開催が行えるようになったばかり。同県の先輩選手、藤原春陽は初の地元戦で強豪が揃う中、予選2で石井貴子を破り決勝まで勝ち進んだ。今度は豊田の出番。地元の代表として力走する。(アオケイ・梅田記者)