センバツ甲子園 光、きょう山梨学院と対戦 「1勝で波に乗っている」 第1試合 /山口
第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)で初戦を突破した県勢の光は、大会第8日の第1試合(26日午前9時開始予定)で、8強進出を懸けて山梨学院(山梨)との3回戦に臨む。 関東王者の山梨学院は、4番の高橋海翔選手(3年)を中心に下位まで打線に切れ目がない。光の宮秋孝史監督は、昨夏の甲子園を経験している相手の上位打線を特にマーク。初戦で彦根総合(滋賀)を完封したエース右腕の升田早人投手(3年)に「初戦みたいな投球を」と期待する。 相手のエース右腕、林謙吾投手(3年)攻略の鍵を握る選手については「クリーンアップの3人」を挙げ、「粘り強く戦ってロースコアの展開に持ち込み、競り勝ちたい」と意気込む。 主将の升田投手は「積極的な走塁で先の塁をどんどん狙ってくる」と山梨学院の足に警戒。チーム状態については「1勝できて、波に乗っている」とし、「もう1勝してベスト8に入りたい」と意欲を見せた。 対する山梨学院の吉田洸二監督は、2009年に清峰(長崎)でセンバツ優勝を経験。升田投手を「今大会の右腕で一番だと思う。ストレートのキレを見ると、教え子の今村猛投手(元広島)を思い出す」と高く評価している。 吉田監督は対戦を前に「個々で戦ってはかなわないので、みんなで足を使い攻めていく」と語り、「もう一度初心に戻って力を出し切りたい」と闘志をのぞかせた。【福原英信】 〔山口版〕