輸出船11月契約74%減
日本船舶輸出組合が11日発表した2024年11月の輸出船契約実績によると、一般鋼船の契約は6隻、23万6096総トンで総トン数は前年同月比74・4%減少した。3カ月連続減。11月末の輸出船手持ち工事量は630隻、2967万総トンとなり、総トン数は同32・3%増加した。契約実績は9月の6割減の後、10、11月と7割も落ち込んだが、手持ち工事は増加傾向を保つ。手持ち工事量は3―4年分の高水準を維持し、28年以降の受注に対応する事業者もある。造船向け厚板需要は24年度も23年度を若干上回る270万トンと予測され、引き続き一定の需要量を継続する見通しだ。