お笑い芸人・くっきー!が来阪、ファンと交流 力作「師匠モチーフ」コラボ品に大満足
独創的なアーティストとして活躍するお笑い芸人・くっきー!(野性爆弾)が5月29日、「阪急うめだ本店」(大阪市北区)のトークイベントに登場。自身が描き下ろしたイラストとアパレルブランドがコラボしたアイテムを紹介し、客との会話を楽しんだ。 【写真】師匠がモチーフ? 今回のコラボ商品 ■ 「アメ横の競りみたい」…トークショー賑わう 現在、大阪市内の約50会場で開催中のアート周遊型イベント『Osaka Art&Design』の一環として、同百貨店では9階「阪急うめだホール」など4カ所で『HANKYU ART FAIR』と題し、約70名のアーティストによる作品を通して現代アートの魅力を発信している(6月10日まで)。 4階「コトコトステージ41」には、くっきー!とアパレルブランド「UN3D.(アンスリード)」がコラボしたコレクション『歩ト歩(ポトフ)』が登場。くっきー!描き下ろしのユニークな顔が散りばめられたワンピース(5万7200円)やグラフィックTシャツ(1万3200円)、ポーチ(6600円~)など、10アイテムがそろう。 オープン初日の29日にはくっきー!がトークショーをおこない、集まった客に対し「すごい近いですね!」と照れ笑い。実際にコラボアイテムを手にし、「特に僕からの指定はなかったのですが、ちゃんと服にしてくれてる! 上品に作っていただいて」と同ブランドとの2度目のコラボをよろこんだ。 店舗にはアートも展示され、「おすすめは『ベンジャミン・ボーナス』っていうキャラの初期作品。でも説明するにはダークサイドなので・・・(ここに飾って)大丈夫かな?」と苦笑いしつつも、「PCで描いてる?って言われますが、意外にちゃんと筆で描いてて、筆ムラや流れがある」と間近での鑑賞を勧める場面も。終始、目の前の客らと「どこから来たの?」「Tシャツ着てくれてる!」と会話を楽しみ、「アメ横の競りみたい」とくっきー!節を炸裂させた。 ■ モチーフは、ビジュが強いあの師匠?! トーク後の取材では、今回のアイテムのモチーフであり、親交の深いお笑いコンビの宮川大助・花子について言及。「ビジュアルが立っていて、あんなにいい素材はない」と絶賛し、「吉本において圧倒的な重鎮、花子師匠は何回も病気をされても立ち上がって強いので、UN3D.さんにも生命力あふれるファッション界の大重鎮になっていただきたい」との思いを明かした。 最後は、同ブランドについて「次はインテリアもできて、おしゃれ女子が住みたいハウスも作ると思う(笑)」と予想し、「せめて壁一面は絡ませていただきたい」とさらなるコラボを狙う野望をのぞかせた。 期間限定ショップ『UN3D.✕COOKIE!ART COLLABORATION VOL.2“歩ト歩”』(4階)は6月4日まで。6月12日~17日に開催される『「阪急✕Art Collectors」アートフェア2024』(9階)では、くっきー!作品が展示販売される(入場無料)。 取材・文・写真/塩屋薫