真剣な表情で訓練に取り組む団員＝安来市飯島町、市消防本部

　安来市消防団赤江分団（坂本勝義分団長、６１人）が、１２日に宮城県である全国消防操法大会へ向けて練習を重ねている。安来市、島根県の予選を勝ち抜き、小型ポンプの部で安来勢初の全国切符を手にした。出場する団員５人が息を合わせて優勝を目指す。 【初の全国出場】操法全国大会 活躍誓う　県大会制した安来市消防団赤江分団

　小型ポンプの部は、５人一組で火に見立てた的に向かって放水し、的を倒すまでの早さや正確性、動作の的確性などを競う。 　全国大会に出場するのは、選抜された２０～４０代の団員５人。勤務終了後や休日に週３回集まり、市消防本部（安来市飯島町）で２～３時間、練習する。 　本番さながらの緊張感の中、団員それぞれが役割を確認。安来消防本部の職員らの指導も受け、機器の正確な操作や素早い動作を意識づける。他の団員約３０人も参加し、使ったホースを丸めるなど支援する。 　坂本分団長（５５）は「消防署の皆さんの指導や団員のサポートのおかげで技術は高まってきている」とうなずく。指揮者の秦龍史郎さん（３６）は「全員で優勝という目標に向かって息を合わせて頑張る」と意気込んだ。 　全国大会の小型ポンプの部には、２３都府県から２３隊が出場する。