ドジャース対メッツ　リーグ優勝を決め、トロフィーを掲げるドジャースのロバーツ監督（中央）（撮影・菅敏）

＜ナ・リーグ優勝決定シリーズ：ドジャース10－5メッツ＞◇第6戦◇20日（日本時間21日）◇ドジャースタジアム 【写真】大谷からビールをかけられるロバーツ監督 　ドジャース大谷翔平投手が移籍1年目でワールドシリーズ出場を決めた。ドジャースが10－5でメッツを破り対戦成績4勝2敗で4年ぶり25度目のリーグ優勝を決めた。大谷は「1番DH」で先発出場。4打数2安打1打点で勝利に貢献した。25日（同26日）開幕のワールドシリーズで世界一を目指しヤンキースと対戦する。 　　　　◇　　　◇　　　◇ 　ド軍ロバーツ監督は先発投手陣のコマ不足の中、会心の「ブルペンデー」で快勝してリーグ制覇を遂げた。敗れた第2戦後には継投への批判が集まるなど、矢面に立ってきた。それでも、陽気な同監督は平然と言った。「まず第一に、私はソーシャルメディアを利用しない。第二に、私が能力を感じる選手を信じて決断を下すことを考えてきた」と自らの哲学を語った。 　ライバル球団の猛追を受けた9月。強豪ブレーブスとの4連戦は連敗スタートとなり、ミーティングで選手たちに力強く呼びかけた。「俺たちはもっと上に行ける。挑戦し続けよう」。T・ヘルナンデスは「雰囲気ががらりと変わった。僕たちはまだやれると気付けた」と明かした。 　20年以来のWSとはいえ、コロナ禍の前回は中立地アーリントンでの無観客試合。今回は、熱狂的なファンが埋め尽くすLA＆NYでの頂上対決となる。世界一まであと4勝。「それだけだ、以上。確かに今夜はお祝いするし、すべきだ。世界中がこの対戦を待ち望んでいたと思う。それは、素晴らしい。まだ4勝すべきという事実に感謝しているよ」。ロバーツ監督の仕事は、まだ終わっていない。