カート=リー・アレンゼ

今季のジャパンラグビーリーグワン、目玉の大物選手のひとりである。11月27日、三菱重工相模原ダイナボアーズに新加入したカート=リー・アレンゼの来日会見が実施された。『オータム・ネイションズシリーズ2024』ウェールズ戦で、カーディフのフィールドを駆け回った3日後に来日。その翌日にスプリングボクスの快足トライゲッターは石井晃GMとともに記者会見に臨んだ。 【PHOTO】アレンゼのその他のカット 石井GM「開幕に向けて1か月を切った中、アレンゼ選手がテストマッチからわずか数日で来日してくれた。爆発的なスピードやハイボールへの強さ、強いタックル、80分間ハードワークする姿勢がダイナボアーズのカラーに非常に合っている。私どももファンも、彼のプレーを楽しみにしているし、ぜひ彼にはインパクトを残してほしい」 アレンゼ「GMには私をダイナボアーズに呼んでくれてありがとうと感謝を伝えたい。みなさんとの旅を全力でハードワークして臨みたい」 アレンゼは日本行きを決めた理由、その中で相模原DBを選んだ理由をこう話した。 「長い間日本でプレーしたいと思っていた。ブルズも日本行きを許可してくれたので、感謝している。日本の文化、日本のラグビースタイルを経験することを楽しみにしている。日本にいる限り全力でプレーしたいし、チャンスがあればプレーし続けたい。エージェントから最初に声を掛けてくれたチームがダイナボアーズだと聞いた。だからダイナボアーズ以外の話は興味がなかった」 自分の強みを相模原DBでどう出していくか聞かれたアレンゼは謙虚な言葉を並べた。 「さまざまな経験を積んできたので、まずその経験をみんなに伝えてダイナボアーズに貢献できればと思っている。身体は大きくないが、スピードとスキルは少しはあると思うので、そこでも貢献できると思う」 南アフリカ代表SHファフ・デクラーク、CTBジェシー・クリエルが所属する横浜キヤノンイーグルスとの神奈川ダービーについて問われると。 「一緒にプレーしたチームメイトと対戦できるのは楽しみ。ふたりとも素晴らしい選手だし、素晴らしい人間なので、楽しみ。(バイスキャプテンの)鶴谷(昌隆)にタフなプレシーズンを送ってきたと聞いたので、勝つつもりでタフなゲームに臨みたい。とてもいい試合になると思う」 東京サンゴリアス戦ではスプリングボクスの両翼を担うチェスリン・コルビとのマッチアップへの期待を寄せられるとアレンゼは? 「彼は世界でベストな選手のひとり。彼と対戦を楽しみにしているし、GMと話した際も彼の話題が出た。コルビが素晴らしいところは何も怖からずにプレーしていること。対戦相手としてマッチアップできることを楽しみにしている」 DIVISION 1昇格組の浦安D-Rocksを迎え撃つ『NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25』開幕戦への意気込みを求められると、アレンゼは再び謙虚な言葉を発した。 「いいコンディションで開幕戦を迎えられると思う。ハードなスケジュールだが、スプリングボクスは成長できる環境なので、さらに選手として成長できたと思う。コーチにチャンスをもらえればと思っている。一番見せたいのはチームワーク。コーチが決めたプランをそのまま遂行し、ラグビーを楽しむ姿をお見せしたい」 『NTTリーグワン2024-25』開幕戦・相模原DB×浦安DRは12月22日(日)・相模原ギオンスタジアムにてキックオフ。当日は来場者先着5000名にアメフトシャツをプレゼント。ふわふわ遊具が揃うウリボアランドの開園やウルトラマンゼットの来場、さらに体操のよしお兄さんが応援に来るなど、開幕戦にふさわしくイベントや企画が盛りだくさん。チケット発売中。