AKB48 19期研究生 花田藍衣「誰にでも『こんにちは!』って明るく挨拶するようなコでした」【連載 なんで令和にAKB48?】
――その後はどうなったんですか? 花田 部活には入らずに、青春を楽しみたいなって。放課後に友達と横浜とか渋谷へ遊びに行ったり、あとはサイゼリヤに行ったり。一応、勉強するつもりで行くんですけど、めちゃくちゃ喋っちゃって勉強しないっていう(笑)。 ■魚をさばけたら、かっこいい女になれるんじゃないかって ――アルバイトは何かしてました? 花田 和食の居酒屋で「店長が女性」「みんな楽しい」っていう求人があったんですよ。その言葉だけで絶対にここで働きたいって応募したら合格しました(笑)。 ――飲食店のバイトってホールかキッチン選びますよね。 花田 料理に興味があって、もっと上達したいなと思ってキッチンを選びました。ホールを提案されたんですけど、キッチンのほうが人が少ないらしくて、そっちを手伝いたいなって。 ――特技で「魚をさばける」ってあったけど、もしかしてここで学んだの? 花田 そうですね。料理長さんがさばいてる姿がかっこよくて。私もできたらかっこいい女になれるんじゃないかって。キッチンが慣れてきたタイミングで、さばき方を教えて下さいって。 最初はアジから教えていただいて、すぐにできちゃって。タイも教えてもらったら、すぐできるようになって。ヒラメはけっこう難しいはずなんですけどすんなり。料理長さんからホメられたので、これは特技にしていいんじゃないかなって。 ――すごい才能ですね。そしてAKB48との出会いですが。 花田 小学生の頃に6コ上の姉がiPadで『会いたかった』のミュージックビデオを見てたんです。音が漏れてると思って画面を見たら、可愛くてキラキラした女のコたちが踊っていて、すごいいいなって。 高校に入ったぐらいから、TikTokerさんやYouTuberさんが盛り上がっていて、私もそういう表に出ることをしたいなと。でも、その頃はアイドルとかのオーディションとかが開催されてなくて。 ――19期生は昨年10月にオーディションの開催が告知されました。アイドルになりたいって話に親の反対はなかった? 花田 大学に行ってほしいというのはけっこう言われていて。でも、私の夢はアイドルになることだから応援してほしいって、真剣に話したら「頑張れ」って応援してくれました。 ――オーディションを振り返っていかがでした。 花田 私にとっては成長の期間というか、初めて自分の将来に向き合ったのがこのオーディションだったんです。もっと向上しようと思って頑張れたのは、やっぱりオーディションがあったからかなって。 ――印象的だったことはありますか? 花田 自己PRの時間が印象的でした。はじめは自分のことを話そうと思っていたのですが、それでは一方的で伝わらないと思って。簡単なプロフィールを言ってから、「お魚さばきました!」って写真を見せたり、特技のウインクを『アイドルなんかじゃなかったら』を歌いながらやったり。 ――いろいろ詰め込みましたね。受かったときのことを覚えてますか? 花田 夕方、友達に会いに行く途中だったんですけど、メールの通知が来たので、道端で立ち止まって。ふーって呼吸を整えて開いたら、「合格しました」って書いてありました。母に「AKB48になったよー」って泣きながら電話しました。 ――会う予定の友達はどうだったんですか? 花田 そのコは親友で、AKB48に入りたいというのはずっと伝えていたんです。「これは内緒にしてほしいんだけど」って伝えたら、そのコも泣いて喜んでくれました。(次回に続く) 【連載「なんで令和にAKB48?」は毎週月曜日更新 花田藍衣がAKB48に入ってからや、初ステージを語る後編は5月20日公開!】 ●AKB482005年(平成17年)12月8日、秋葉原のAKB48劇場で1期生お披露目。2022年(令和4年)5月4日に17期生、2023年4月9日に18期生、2024年3月17日に19期生がデビュー!◯AKB48 64thシングルが7月11日発売予定! 『AKB48、最近聞いた!~一緒にKYOUSOUしませんか?~』(テレビ東京系、毎週火曜25:30~)に出演中! 最新情報は公式ホームページをチェック! ●花田藍衣(はなだ・めい)2005年6月5日生まれ 神奈川県出身身長152㎝ 血液型=O型nickname=めいめい公式X【@mei_hanada】 取材・文/関根弘康 撮影/篠田直人