電子タグでウマヅラハギの生態調査 水温や水深を測定 不漁続きで回遊範囲を探る 富山
近年、不漁が続いている富山湾のウマヅラハギの生態を探ろうと、電子タグ付きのウマヅラハギの放流調査がおこなわれています。 【写真を見る】電子タグでウマヅラハギの生態調査 水温や水深を測定 不漁続きで回遊範囲を探る 富山 お腹の部分に電子タグがつけられたウマヅラハギ。 県水産研究所では不漁が続く富山湾のウマヅラハギの生態を探るため、3年前から電子タグつきのウマヅラハギを海へ放流し調査を行っています。 電子タグには1分おきに水温や泳ぐ深さが記録されていて、2022年の調査では魚津市沖で放流された52匹のうち、19匹が氷見市沖や新潟県の寺泊沖で捕獲されました。 県水産研究所 瀬戸陽一さん:「(ウマヅラハギは)水温が高くなると北上回遊している可能性がわかってきています。これから水温が高くなる時期に放流することでどこまで行くとか、回遊範囲を知ることが一番の目的です」 15日は電子タグつきの12匹が調査船「はやつき」に乗せられ漁港を出港。朝日町の沖合で放流される予定です。
チューリップテレビ