被災の動物支援の輪 富山・総曲輪でイベント、愛犬家集う
●能登に売上10%寄付 能登半島地震で被災した動物を支援するチャリティーイベント「#頑張ろう北陸 ともだちの輪(わ)ン!」が13日、富山市のユウタウン総曲輪で開かれた。犬用のグッズなどを販売する県内外の16店がブースを出し、ペットを連れた愛犬家らでにぎわった。売り上げの10%が能登での支援活動に充てられる。 犬に関する本などを販売する「イヌグラシ」(富山市)代表の南秀和さん(45)が企画した。 会場には、午前中から愛犬家や親子らが犬を連れて続々と訪れた。ブースに並んだ犬向けの無添加おやつやハンドメイドの服などの多彩な商品を買い求め、飼い主同士の交流を楽しんだ。複数の犬と飼い主が一緒にまちなかを歩き、協調性やマナーを学ぶトレーニング「パックウオーク」も行われた。 愛犬と訪れた富山市の会社員久郷正勝さん(57)は「犬と楽しみながら能登に寄付できるので、また来たい」と話した。 イベントはこれまで富山市と立山町のほか、小松市でも開かれており、売り上げの10%は、被災地でペットを支援する活動などに取り組む石川県獣医師会や小松市の市民グループ「チームこのへん」に寄付されている。 南さんは「今後も能登で困っている被災者や動物を応援できる活動を続けていきたい」と話した。