和歌山県町村会長、鶴保氏にくら替え留保を要請 参院議員の不在懸念
和歌山県町村会の岡本章会長(九度山町長)は26日、自民党の鶴保庸介参院議員(57)=和歌山選挙区=と東京都内の鶴保氏の事務所で面会し、次期衆院選で適用される「10増10減」に伴う区割り変更後の新和歌山1区へのくら替えを留保するよう要請した。 【写真で振り返る】自民・二階俊博元幹事長、次期衆院選不出馬の意向を表明 和歌山3区 鶴保氏は昨年6月にくら替え出馬を表明した。しかし、世耕弘成・前党参院幹事長(61)=同=が今月、派閥の政治資金パーティー裏金事件で離党勧告を受けて離党。町村会が23日に和歌山市内で開いた理事会で、鶴保氏のくら替えにより政権与党の同党所属の参院議員が県内からいなくなるとの懸念の声があがり、対応を岡本会長に一任すると決めていた。 岡本会長は毎日新聞の取材に「鶴保さんには町村長の総意として重く受け止めてもらえたと思っている。引き続き参院で力を発揮してもらいたい」と述べた。【駒木智一】