ジャッキー・チェン、日本で食べたいものは、日本語で「かに、ラーメン…九州ラーメン、わさび」
中国の俳優ジャッキー・チェン(70)が11日、東京・丸の内ピカデリーで行われた主演の中国映画「ライド・オン」(ラリー・ヤン監督)集大成舞台あいさつに登壇した。来日は、約13年ぶりとなる。 【写真】酔拳を披露するジャッキー・チェン ジャッキーは司会から、日本に来て食べたいもの、やりたいことは? と聞かれると、日本語で「かに、ラーメン…九州ラーメン」と即答した。その後「あと、わさび」と付け加えた。行きたいところについては「今日、来たばかりで時間がない。プロモーションが終わって広州に行き、ロケ地を見ないといけない。日本は、あちこち行って、よく知っているつもり」と答えた。 ジャッキーは「日本に来るのは容易ではないですよ」と口にした。「6日前、カナダにいた。その4日後、ロスにいて(香港に)帰って撮影して、日本に来た」とカナダ、米国と回って中国に戻り、来日したという、直近の過酷なスケジュールを明かした。「コロナが終わって3年で、5本の映画に出た。カナダでは『カラテ キッド2』をクランクアップした」と、カナダで10年の映画「ベストキッド」の続編の撮影をしていたと明かした。 また、05年の主演映画「THE MYTH/神話」の続編も撮影したと説明。「先月、もう1作、撮影を終えています。アルツハイマーの人を描いた作品。その後、広州に行って、パンダの話『Pプロジェクト』という映画に出演しました」と映画の撮影、製作ラッシュだと明かした。 さらに「監督と次の撮影を準備していて、10月にマカオでクラクイン」とも明かした。イベントの最後には、映画の主題歌「青春故事」を檀上で熱唱し「皆さんがいるから、いつまでも私は若くいられる」と集まったファンに感謝した。 ◆ジャッキー・チェン 本名陳港生、芸名成龍。1954年4月7日、香港生まれ。中国戯劇学院では仲間にユン・ピョウ、サモ・ハン・キンポーがいた。京劇や中国武術で鍛えた身体能力を生かし、ブルース・リー主演の72年「ドラゴン怒りの鉄拳」73年「燃えよドラゴン」に脇役で出演。74年「タイガー・プロジェクト/ドラゴンへの道 序章(燃えよジャッキー拳!)」で初主演。78年「スネーキーモンキー蛇拳!」「ドランクモンキー 酔拳」で人気を不動のものとし、79年「クレイジーモンキー笑拳」で監督に進出し、80年「ヤング・マスター」で脚本も手がけた。95年「レッド・ブロンクス」が全米興行収入初登場首位を獲得し、98年の米映画「ラッシュアワー」の大ヒットでハリウッドスターとしての地位を築いた。血液型AB。